夢みたいな現実。27 ページ27
遡ること数時間前___
「もう、行くのですか?」
「はい。すぐに帰ってきますから大丈夫ですよ、平野」
僕はこれから、主君との約束を果たしに行きます。
あっ、このことはいち兄には秘密です。
主君曰く、「弟を夜遅くに呼び出したことがばれたら私が殺される」だそうです。
いち兄に隠し通すことはできないと思うのですが……
「前田、こんな夜遅くにどこへ行くんだい?」
やっぱり。
隠し通すのはきっと無理。……でも、ここで本当のことを言ってしまえば、主君とお話が出来なくなってしまうかもしれない…
どうすれば……
「えっと……
しゅ、主君と大切なお話をしに行くんです!!」
ここはもう、腹を割ってすべて話してしまった方が良いですね!(投げやり)
「こんな時間に?」
「…昼間だったら、皆さん主君とお話ししたいと思いまして。
皆さんの主君なのに、僕だけが独り占めなんてできません」
「前田っ…!
ああ、ではもう一つだけ、何の話を((」
「ああー!! もうこんな時間なので行きますね!!」
つい勢い任せで出てきてしまった…
お説教は覚悟しておかなければなりませんね……
「ごまかしたね、前田」
「何か約束があったんだろう。 平野は何か知ってるか?」
「……何でも、山姥切さんを含めての大事なお話だとか。 (山姥切さん、ごめんなさい…!)」
「そうだったか。 大方、見習い殿のことだろう」
「あ、あの……もう遅いですし、寝ませんか?」
「そうだね。 では おやすみ、良い夢を」
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なのは(プロフ) - 甘gumさん» こ、こんな不定期なものでも待っていてくださるなんて…感動です!!謎の視線については後々…ということで、また頑張っていきます!ありがとうございます(*^^*) (2019年11月26日 9時) (レス) id: 0e7eece4c9 (このIDを非表示/違反報告)
甘gum(プロフ) - 更新待ってました!ありがとうございます!主人公を見る謎の視線が何なのか気になりますね…更新お疲れ様です! (2019年11月26日 0時) (レス) id: ac11c5bffc (このIDを非表示/違反報告)
なのは(プロフ) - 雪さん» うわぁぁ!!涙が止まらないなんて.......ありがとうございます!!これからも長く続けられるよう、推進して参ります! (2019年7月2日 6時) (レス) id: 0e7eece4c9 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 一気読みさせてもらいました!涙が止まりません(笑)続き楽しみにしてますっ! (2019年7月1日 20時) (レス) id: 83eed38689 (このIDを非表示/違反報告)
なのは(プロフ) - 狐火さん» 遅れてすみません!一目惚れして頂いて感謝です!まだまだ長くなるかも知れませんが、今後ともこの小説をよろしくお願いします! (2019年2月25日 19時) (レス) id: 0e7eece4c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:緋月なのは | 作成日時:2017年8月15日 15時