９ ページ9
どのぐらい経っただろう 。
時間が経っていくほどにあぁ終わったんだと実感していく 。
本当は心のどっかで追いかけてきてくれると思っていたからかもしれない 。
だからずっとここで止まっていたのかもしれない。
本当は別れ話ぐらい 2人の空間で落ち着いてしたかった 。
さよならってキッパリ言いたかった 。
最後ぐらいたいすけの瞳の中に1人の存在として写りこみたかった。
最後はハッピーエンドなんてドラマの世界だけだった 。
ほら もう 俺の事なんてどうでもよかったかのように耳を思わず塞ぎたくなるぐらい女の甘い声が聞こえてくる 。
記念日ぐらいいちばんに愛して欲しかった 。
終わりだといえば泣き崩れるぐらい狂って欲しかった 。
結局何で記念日の約束を破ったのかわからないまま一方的に終わらせた 。
また 俺のせい 。
何番目でもいいって言ってたじゃないか。
記念日忘れられたぐらいなんだよ 。
気分が乗らなかっただけかもしれないじゃん 。
馬鹿だな 俺 。
離しちゃった 。
自分から 。
大好きだった 。
愛してた 。
それはこれからも変わらないと思う 。
どんなに屑でも 、どんなに訳分からなくても愛してしまった代償はでかい 。
すっぽり忘れられたらどれだけ楽だろう 。
愛してるよ 、たいすけ
心の中で唱えた言葉は苦しくも叶うことなく自分の手で終わらせてしまった 。
俺の心にリンクしたかのように空も一緒に泣いていた 。
最後ぐらい1番になりたかった 。«完結 »
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 185人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
tsubakichan(プロフ) - はじめまして。久々に占ツク、集中して読める時間ができ、そんな時、たまたま目に入ったこちらの作品が気になりました。作成された時期を見ると今更で申し訳ないですが、出来れば、藤ヶ谷さんsideが読みたいです。 (2020年8月30日 16時) (
レス) id: be7dc8bbb0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：きたやまん | 作成日時：2019年3月3日 21時
