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「 あ 、そう言えばさ明日何の日か覚えてる? 」
「 おう、 覚えてるよ」
「本当に?!ひろのことだから覚えてないって思ってた」
覚えてないわけないじゃんか 。
あんなに喜んだ事なんてこれから先数えてもそう無いぐらいと思う 。
俺が想いを伝えて たいすけが 即答で答えて笑いあった日 。
お互い始めての男同士で付き合うって事になった日 。
誰よりも甘いキスを貰った日 。
たいすけが思うよりも強く幸せだと感じた日 。
そんな日どんなことがあっても忘れるはずがないだろう 。
「失礼だな 記念日だろ?ちゃんと覚えてるよ 」
「ふふ ッ そっか よかったぁ 〜 一緒に過ごせるかな?」
本当に嬉しそうに笑うから ちょっと俺も嬉しくなった。
「当たり前だろ 。ちゃんと過ごすよ 。」
「やった ! 」
あぁ、また好きな気持ちが増えてしまった 。
また女を連れ込むかもしれないのに 。
好きになればなるほど傷つく度合いが増えるだけなのに 。
でも愛してるんだ 。
「明日はご飯食べに行きたいな?」
女子かってほどうきうきしながら聞いてくるたいすけが可愛くてつい
「おう 、絶対行こう 」
って 答えてしまった 。
いつも通りに仕事をすれば絶対に店が空いてる時間になんて帰れない 。
でも約束してしまった以上行かなきゃ行けない 。つか絶対行きたい 。
たいすけと過ごす時間を大切にしたい 。
だから たいすけがいきたい と思ってくれるならその気持ちに答えたい 。
絶対 死んでも行ってやるって誓った 。
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tsubakichan(プロフ) - はじめまして。久々に占ツク、集中して読める時間ができ、そんな時、たまたま目に入ったこちらの作品が気になりました。作成された時期を見ると今更で申し訳ないですが、出来れば、藤ヶ谷さんsideが読みたいです。 (2020年8月30日 16時) (レス) id: be7dc8bbb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きたやまん | 作成日時:2019年3月3日 21時