【刀剣乱舞】神様、聞いてた話と違います。【転生】 (ページ18)

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13話ページ18

『今は2振りしかいらっしゃらないのですか？』

「あぁ、速水教員.......あんたにとっては先生か、あの人なら職員室まで書類を取りに行った。」

私の問いかけにまんばが答える。ふぁあ、2振りとも顔がよろしいですね？？さすが本歌とその写し、顔からの光が眩しいございます←

「打刀の体験だね？
はい、これ持って」

長義が微笑んで木刀を差し出してくる。ありがとうございます。

「とりあえず振ってみろ。こうやって構えて.......」

まんばが後ろから私の手を握り木刀を構えさせる。
頼むやめて！！そんな近くにイケメン(しかも初期刀)がいたら私死んじゃう！！しかもお手手が！！(荒ぶり中)

心の中は騒がしいが顔は至って冷静だ。
まんばの説明に相槌を打ちながら刀を振るってみた。

「.......おぉ」

長義がぽそりと呟く。

自分でも驚いた。扱いやすい、狙ったところにしっかりと振ることができる。

「.......いい太刀筋だ。打刀が1番良さそうだな。」

まんばがふっと笑ってそう言ってくれる。
長義も「この太刀筋は初めてにしては素晴らしい。優をあげよう」とふふん、と自慢げに言ってくれた。

『.......ありがとうございます！』

推しにここまでべた褒めされるとは思っていなかった。神様がなんか特別な能力つけてくれたのかな←

「おや、2振りがここまで褒めるとは珍しいですね？
月輝夜さん。貴方は打刀に才能があるかもしれませんね。
他の刀を試してみてもいいけど、どうしますか？」

後から声をかけられすごくびっくりした。
振り返ると、紙の束を持った速水先生がニコニコして立っていた。

『速水先生。あ、そちらの書類お持ちしますよ』

と真顔で言うと、速水先生は少し驚いたあと微笑んで、「ありがとうございます、でもお気持ちだけで十分ですよ。」と言ってくれた。

「月輝夜さん、打刀に決めますか？私も、貴方は打刀が最も向いているかと思いますが。」

『.......そうですね、刀を1度も扱ったことない素人からしても、とてもしっくり来ました。打刀にします。』

にこりと微笑みながら速水先生に言うとぱあぁっと顔を輝かせて「はい！ではこれからよろしくお願いしますね！」と木刀を掴んでいない手を掴んでブンブンと振る。

驚いているとまんばが「スキンシップが多い奴なんだ、気にしないでくれ。」と呆れ顔で言われた。
先生可愛いな？
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