青柳梨璃愛と後輩達 (ページ17)

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相談ページ17

部屋に入ろうとしたとき、佐和が現れ、相談したいことがあると言われたため、その場で話すのもなんだからと部屋の中で聞くことにしたのだった。佐和は遠慮していたが、部屋の主である梨璃愛が大丈夫と言ったため、恐る恐る、入っていくのだった。入るとシンプルな部屋だった、一人部屋だからか自分達の部屋とはいくらか広く感じた。ベッドタンステーブルテレビや棚があるだけの部屋。
梨璃愛
「なんもない、部屋でしょ？直ぐに頼んで、置いてもらったの」
佐和
「いやいや、そんなことないですよ」
佐和は立っていたため、梨璃愛は気づき声掛けた。
梨璃愛
「ほら、佐和立ってないで、座って、ほら。」
そういうと梨璃愛は佐和の手を握り、引っ張って、ここだよと言って、座布団を指さした。
佐和は握られたことにびっくりしつつも、言われたとおりに座布団座った、いつ間にか手は離されていた。
梨璃愛は隣に座って、尋ねた。
梨璃愛
「それで佐和はなんの相談かしら？仕事関係？それとも人間関係？」
佐和
「いや、その大したことないんですよ。仕事はみんなとちゃんと考え、相談しながらやってます。」
梨璃愛
「2.5次元アイドル声優だったわね、本来の佐和とは違う自分を演じながら仕事をする。俺はこんなキャラじゃないのにとか？」
佐和
「まあそれはあります、みんな最初は慣れなかったですが、今はキャラとしてやってます。」
梨璃愛
「枠から出れないもんね、そうなると本来の自分を忘れそうね。」
佐和
「まあ、学校があるんで、大丈夫です、その話ではないんです。そのある意味人間関係というか」
梨璃愛
「人間関係か、あるあるよね、話してみて」
佐和
「あ、はい、ある人が現れてから目を離せないんです、多分これはなんでかわかるんですが、他の人と仲良さげに話していると悲しくなったり」
梨璃愛は話を聞いて、これは恋だわ。と思ったのか、近づき、佐和を見つめた。
梨璃愛
「佐和、恋をしたのね、こんな男ばっかりのとこにいたら出来なかった、恋を」
佐和は近づかれ、びっくりし、照れながら、やっぱりかと思っていた。
佐和
「やっぱりそうですよね、これ、恋か、その人人気なんですよ、可愛いし、年上だけど、なんだか守ってあげたくなるような人で」
梨璃愛
「年上なのね、その人の画像はある？もしかしたら知ってるかも、いやなかったらその人が出てる作品を」
佐和は慌てた、画像はたくさんあるが、見せれなかった。
佐和
「いや、今スマホ持ってきてないので」