青柳梨璃愛と後輩達 (ページ18)

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好きな人ページ18

梨璃愛はなんとか佐和の相談を聞いたら、仕事ではなく、人間関係ではなく、なんと恋愛相談だったのです。しかも年上で可愛いって誰だ？と梨璃愛は頭を悩ませていた。
梨璃愛
「スマホ置いてきちゃったのか、それは残念。」
本当は持ってきていたが、好きな人の画像はないが、作品をチェックしてるのでバレると思ったのだった。
佐和はドキドキした。好きな人は、目の前に居るのだから。
佐和
「画像ないですけど、オレたちと共演してますよ」
ヒントを言うとますます悩み始めた梨璃愛。
梨璃愛
「わからん、なぜだ、共演した人だと。」
佐和
「青柳みたいになってますよ」
梨璃愛
「みかちゃんと姉弟だから仕方ないわ」
佐和
「本当に仲良いですよね、梨璃愛さん達」
梨璃愛
「あの子がつらいときに居られなかったのが悔しいのよね、冴から聞いたときは申し訳なかったわ。」
悲しそうな顔をしながら話をしていたので佐和は話を変えるようにした。
佐和
「そういえば冴さんと仲良いんですけど、もしかして付き合ってるとか？」
梨璃愛はその問いに固まり、え？と思いつつ、答えた。
梨璃愛
「冴と付き合ってないよ、高校時代からの腐れ縁かな、私が男装してた時、1発で見抜いて、協力しながら卒業した、そのあと冴が教師になって、みかちゃんが入ってからも連絡とっていたわ」
佐和
「なるほど」
佐和は明らかに梨璃愛さんのこと冴さんは好きなんだよなぁと思っていた。
梨璃愛
「好きな人か、いいなぁ、私も青春送りたかった。」
佐和はそのセリフを聞くと、反応して、必死になった。
佐和
「だったら今なら出来るんじゃないかと」
梨璃愛
「私が？ふふ、そうね、佐和もその人が彼女になってくれるといいわね？」
佐和
「ライバルには負けません、」
梨璃愛
「ふふ、佐和にこんなに好きになって貰えるなんていいわね、羨ましいわ。」
佐和
「え？」
その言葉に佐和はもしかしたらと思い、見つめた。
梨璃愛
「私、佐和のまっすぐで優しいとこ好きよ。ふふ、彼女になる人は幸せね」
佐和
「え、好き？」
梨璃愛はあわわと思いながらち、違うよ、そういうのじゃなくてと恥ずかしそうに言った。
梨璃愛
「佐和は好きだけど、そういう、えっと、」
佐和
「梨璃愛さん、わかってますよ。ありがとうございます。解決しましたから、助かりました。」
梨璃愛
「え、解決したの？そ、そっかわかった、」
佐和は立ち上がり、梨璃愛も立ち上がり佐和は部屋を出た。
梨璃愛は好きな人かと考えた。