舞踏会−1 ページ20
水の国・復興記念祭＿＿当日。
久しぶりとなる祭典の日に、水の国全体は大いに盛り上がっていた。
街中には水の国の民だけでなく、火・土・風、各大陸からの観光客や貴族も集まり、いつも以上の賑わいを見せている。
中でも中心的なイベント、舞踏会の会場となる城には、大勢の人が押し寄せて、中に入れない一般客も出る程だった。
そんな一般客には、リムゴンやその兄弟が中で出されている料理を配っている。城のドアや窓は開け放っているので、音楽も聞こえるから、外にいても舞踏会を楽しめるという事である。
ちなみにこれは、Aが出した案である。
Aとフロウは、お城の上にある窓から下に集まる人々の様子を眺めていた。
『うひゃ〜、すごい人だねフロウ』
フロウ「そうですね。僕もこんなに人が集まるとは思って無かったので、びっくりです。姉上が考えた案を採用しておいて正解でした」
『各地から集まる、って聞いたから、さぞかし多くの人たちが、特にこのお城で行われる舞踏会を目当てに来るわけでしょ？相当な人が来るだろうな〜って予想してたけど、これ程集まるとはね……………』
フロウ「しかし、姉上がその人たちの事を考えてくれていたおかげで、今のところトラブルなどは発生していません。さすがです」
『私だけの力じゃないよ。フロウが迅速に家来の人達に指示してくれたおかげでもあるんだから』
ちらりとまた窓の外を見る。ここからだと一人一人の顔は伺えない。
フロウ「……………ポワンさん達、いらっしゃるでしょうか」
『ここからだと、誰が来ているのか全然わかんないね』
フロウ「ポワンさん、少し人混みが苦手だと仰っていたんです。無理を言ってしまったかもしれません……………」
『そんな事ないよ！ポワンちゃん、すごく目を輝かせていたじゃない。ダンテは……………少し渋っていたけど…………』
『「………………………」』
二人の間に気まずい雰囲気が漂う。
『………とっ、とにかく着替えましょ！ほら、そろそろセレモニーの時間だし？きちんとした格好で、集まってくれたお客様に挨拶しないとね！』
フロウ「は、はい！」
2人は各自、自分の部屋に向かった。
………招待した相手がいることに、期待と不安を抱ながら。
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怜菜(プロフ) - 追記:舞踏会−8について…………『Fly me to the moon』の日本語訳についてはうろ覚えでございますごめんなさい。（でも大体おんなじ意味ではあると思う←）ご注意くださいm(*_ _)m (2017年12月4日 18時) (
レス) id: dbf7906324 (このIDを非表示/違反報告)
怜菜(プロフ) - ミラベルさん» ありがとうございます！お互い頑張りましょうね！！ (2017年11月30日 19時) (レス) id: dbf7906324 (このIDを非表示/違反報告)
ミラベル - 怜菜さん» コメントありがとうございました!怜菜さんも､更新頑張ってください! (2017年11月30日 18時) (レス) id: 46bb875d2b (このIDを非表示/違反報告)
怜菜(プロフ) - ミラベルさん» わかりました！ぜひ(*´∀｀*) (2017年11月30日 7時) (レス) id: dbf7906324 (このIDを非表示/違反報告)
ミラベル - 怜菜さん» もし良ければ､私の作品を見ていただけませんか？暇な時で大丈夫です! (2017年11月30日 6時) (レス) id: 46bb875d2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜菜 | 作成日時：2017年9月11日 15時
