顎、ついに新人にも手ぇ出したってよ(rfmo)(男主)

握手会(ヤケクソ) ページ14

Aside

『え、だ、誰の話ｽｶ…』

本当に誰の話してるのこの人たち。いや話的に私のことだとは思うんだけど私そんな乙女ゲームに出てくるちょっと鈍感で周りを振り回すようなヒロインになった覚えないんですけど。

不「そういうとこも可愛いなー！！」

『言い慣れてる感凄いですね…ｯｯｱ』

あっまずい本音が()いや、これがホストかって実感してたんだよ。ほんとに偏見とかそういうのではなくて。嫌味とかでは全然なくてですね、

加「そのまま本音で話してくれたらいいんですけどねぇ」

『え待ってエスパー？私口に出てました？』

社長、にこやかな笑顔に全て吹っ飛びそうですが私今口に出しました？そう聞くと「最初の方出てましたよ」との事。失礼にも程があるだろ。腹切って詫びろ。

剣「まぁ、だいぶ話せるようになってきたじゃん！次はボディータッチですね」

『言い方がちょっと…もっと触りにくくなるワード使わないでください…』

そう言うと甲斐田さんがゲラゲラ笑い始める。いやツボ謎か。でもボディータッチってなんかいかがわしくないですか。むしろ遠慮しちゃいます。クソゴミ雑魚キモオタなので…

甲「じゃあ握手していきましょうよ！1人ずつ！」

『一生手が使えませんけどこれからの人生大丈夫でしょうかね私？！』

不「大丈夫！なんとかなる！」

『あは！よかったぁ！！』

ヤケクソです。Twitterとかだったら(白目)ってつけてる。推しの前で白目なんてできないけど。
まぁここまで来たら感覚もバグるというもの。その場のノリで行っちゃおう！後先なんて考えてたらきっとすぐにまた腰抜かすし。

加「では、トップバッター加賀美ハヤト！行かせて頂きます！」

『宣言の仕方が怖い！握手ですよね?!』

そう声高らかに宣言され、少々ビビりつつもすっと差し出された手を握らせていただく。
……あ、やばい手が震える。とんでもねぇ。あったけぇ。
社長の手は滑らかで筋張っていて、細身でいてがっしりした男の人の手だｧ…なんてキモイこと考えてみる。辞められません。オタクなので。

加「ふふ、Aさん震えてる…w」

『わ、笑わんでください！！あと凄いイケメンの手してますね！！』

加「ありがとうございますw」

ヤケクソで推しと手を繋げました。みんなもやれる人はやってみよう。手が小刻みに震えるぞ！！(ｳｲﾝｸ)

オタクって変なとこに気づいちゃうよね→←レビュー星5らしい…？

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す