計画的な契り ページ4
Aside
Kr「ちょっと、Broooock！さっさと準備させなきゃなんだから、そろそろAのこと離せ」
Br「えぇ〜そんなぁ…」
『じゅ、準備…？』
渋々と離れていくBrooookに手を引かれれば、準備、という訳の分からないことを言われたことにポカンとしていた。すると、nakamuが横から、
Na「引っ越すんだよ、俺達」
『え、？』
そう言われた、気がした。
気がしたというのは、私がその言葉を理解できなかったからであろう。否、したくなかったのかもしれない。
Na「だから、引っ越すんだってば！」
そう言いながらぎゅっと腕に抱きついてくるnakamuだが、それ以上に私の頭は混乱でいっぱいだった。
準備？引越し？なんで？
Sm「俺たちからの誕生日プレゼント。ぴったりだろ？」
『誕生日…プレゼント…？』
そうか。彼らは知っていたんだった。私の誕生日。
ここが私の家だっていうことも。今日に合わせてここに集まることも。引越しの準備をすることも。全部、ずっと前から計画されていたんだ。
なんで、どうして、いつから。
そんな疑問が頭の中を支配する。
Kn「…ごめんね、A。流石に荷造りまではやっちゃいけないなって。俺も手伝うから、早く終わらそ。」
それを見て何を勘違いしたのか、隣からきんときが話しかけてくる。あぁ、そうだった。彼はこういう人だったな、なんて。そう思いながら、呆然と頷くことしかできない。
Sh「Aが好きそうな家にしたんだ。それに、昔自然がいっぱいのとこに住みたいって言ってたろ？ちゃ〜んと覚えてるよ」
そう言ってニヤリと笑うシャーくん。そんな昔の、何気なくこぼした一言を、覚えているのか。彼は。
背筋がゾッとする、私の大嫌いな感覚がした。
どうしたら、いいの。どうしたら…
Kr「ねぇ、A」
Kr「嬉しい？」
にっこりと目を細めるきりやんに見つめられる。
…ここはきっと、私のこれからの人生の節目だ。そう思った。ここで、彼らの手を取るか、それとも振り払うか。
その手を振り払えば、幸せになれるのか。
答えは、否だ。永遠と人の目に脅え、誰かに危害を与えながら生きていく。私のせいで、多くの人が傷つく。そんなの、絶対にダメだ。
『…うん。嬉しいよ、』
その手を取った私は今、上手に笑えているんだろうか。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
閲覧、高評価、ハート、お気に入りありがとうございます！！順位がすごいことに…！！
あと今までオリジナルタグつけてしまっていました！すいません…m(_ _)m
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ころと(プロフ) - ヤンデレ大好物なので嬉しいです；；続き楽しみにまってます、更新頑張ってください〜！ (2022年10月10日 2時) (
レス) id: 528f088e58 (このIDを非表示/違反報告)
たまねぎ - シャークんにあーんされt((殴、､、すみません。 (2022年9月26日 13時) (レス) @page8 id: 38eebacbdf (このIDを非表示/違反報告)
バレー部１１番(プロフ) - うっわ〜好き〜！私も夢主ちゃんが無意識に狂っていく過程が大好きなんです。神作品なんじゃ〜 更新頑張ってください！応援してます！ (2022年9月12日 22時) (レス) id: 3a2dab825b (このIDを非表示/違反報告)
杏豆 - 神作品見つけてしまいました...更新頑張ってください！応援してます！ (2022年9月11日 7時) (レス) @page4 id: d80eb34582 (このIDを非表示/違反報告)
とたとた(プロフ) - 澪華さん» わわ…申し訳ありません！！気づかなかったです…ご指摘ありがとうございます！修正させて頂きました！🙇♀️ (2022年9月11日 1時) (レス) id: 829bcbd244 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とたとた | 作成日時：2022年9月10日 19時
