【原神】無表情の私とホムンクルスの君【アルベド】 (ページ16)

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15話ページ16

お久しぶりです。
ネタ帳洗濯して粉々粉砕しちゃって、萎えて、その後不幸続きで気付いたらこんなに時がたっていた。
不幸続きでガチ落ち込みをかまし、割と寝込んでました.....すみません。
そう遠くないうちに、完結させます。
評価、コメント等励みになっております。
ありがとうございます。

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私の過去.....

『私の過去なんて、面白くないし.....』

きっと嫌な気持ちにさせる。
それに、過去のことを話したところで、何になるというんだろう。

アルベド「今の君の考えていることを当てようか？」

突然私の思考を遮るアルベドさんは、突拍子もないことを言う。

アルベド「嫌な思いさせるかも、どうにもならない。......違うかい？」

マジでこの人はエスパーなのかもしれない。
そう思ってしまった。

アルベド「......瞳孔の開き方からして、図星だね。」

そう言って、溜息を漏らす。

『すみません.....』

アルベド「君が何を謝る必要があるんだ？これは全部、僕の好奇心から来る行動であって、君は何も悪くない。」

その言葉に、胸がうずく。
君は何も悪くない。
その一言が、私の心を包み込むような気がした。

いつからだろう。私が私のことを嫌いになったのは。
......きっと、産まれた時から嫌いだったのだろう。
皆が苦しいのも、辛いのも、私が生きてるからなんだ。
そう思い続けて生きてきた。

......いや、そう思い込むことで、これ以上何かで傷つかないよう、なにもかもから遠ざかって、線を引いて、自分の殻に閉じこもっていたのかもしれない。

だから、親に置いていかれた時も、何処か他人事で、悲しいはずなのに、ぽっかりと穴が空いたように、ただ、ぼーっとしている事しか出来なかった。

望まれてないんだ、だから、生き方も好きにさせて欲しい。
もう何もかもほっといて欲しい。

もう、生きるのも疲れてしまった。

からっぽの私には、もう生きる目的も、戦う理由もない。

私から、悪を取ったら、残った現実はただそれだけだった。