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桃side
荷物を全部持ち家の鍵を開けて、びっこ引いて歩くころんの後ろをついて行く
「 痛い? 」
「 ん、今はあんまり。ずっと冷やしてたからかな 」
「 そ。よかった 」
ようやくという言葉が正しいだろう。いつもより数倍の時間をかけてリビングに到着したころんは、ふぅと息を吐いた
「 お疲れ。腹減ってる? 」
「 うんー 」
「 冷蔵庫漁って良ければ勝手になんか作るけど 」
「 え!いいの? 」
「 いいよw、その足じゃ立ちっぱも辛いでしょ 」
「やったぁ」と嬉しそうなころん。昼から何も食べてないからそれなりに腹は減ってるんだろう
なにか適当に作れるものは〜と冷蔵庫からいくつか食材を出して、切ってフライパンに入れる
「 何作ってんの? 」
「 パスタ 」
最近料理しているとは聞いていたが、思ったより調味料が揃っていて作りやすい
あっという間にパスタが出来上がって2つの皿に均等に盛り付けて机に置いた
「 うわっおいしそ 」
「 これは流石に1人で食べれるよな、? 」
「 ははwうん。僕手は怪我してないよ 」
さっき無理とか言って丸々俺に着替えさせたのは誰だっけ?と思いつつもまぁええわと彼の前に座り2人で手を合わせる
「「 いただきます 」」
口にソースをつけたまま「美味しい」と笑うその顔が見れただけで、お世話をしに来た甲斐がありましたよ
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「 じゃ、俺そろそろ帰るから 」
「 え!ゲームしようよッッ……… 」
足のことを忘れていたのか、思いっきり立ち上がったころんはそのまま物凄く歪んだ顔をして椅子にストンと腰を下ろす
「 、ぉまえ、バカw 」
「 ぃたい……、 」
潤んだ声で言って、また動かなくなったころん
「 はいはい、大丈夫。また冷やそう。少ししたら痛み引くから 」
「 ん〜、、、もぅやだ、 」
「 大丈夫だって。ほらもう泣くな 」
頭をガシガシ撫でてやれば、「もうやめてよ」と満更でも無い顔で乱れた髪をなおす
「 …じゃあ1回だけゲームやろうかな 」
「 え?いいの、? 」
「 、1回だけな。 」
とか言って結局何時間も2人でゲームに没頭し、足のことなどすっかり忘れ楽しんでしまったのであった
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Follow−fin.
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らふのすけ(プロフ) - たきこみごはんさん» リクエストありがとうございました🙌🏻今後ともよろしくお願いします🕊 (5月2日 19時) (レス) id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
らふのすけ(プロフ) - ぽさん» リクエストありがとうございます( ᵕᴗᵕ )多少お待たせしてしまうかと思いますが、気長にお待ちいただければと思います🙇♀️🙏 (5月2日 19時) (レス) id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
たきこみごはん(プロフ) - リクエストありがとうございます!。最高でした!らふのすけ様のお話大好きです! (4月30日 11時) (レス) @page47 id: 02876b26ba (このIDを非表示/違反報告)
ぽ(プロフ) - いつも小説を楽しく拝見しています!リクエストをさせて頂きたいです、黄くんのだいぶ長引いている夏風邪を全メンバーで看病して頂きたいです!その他細かい設定はお任せさせて頂きたいです。お願いします! (4月29日 23時) (レス) id: 46eeb8c8aa (このIDを非表示/違反報告)
たきこみごはん(プロフ) - アンケートやっておきました (4月16日 7時) (レス) @page35 id: 02876b26ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らふのすけ | 作成日時:2024年3月10日 2時