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黄side
さとみくんか大変なのはわかっていたけど、大掛かりなロケを成立させなくちゃいけなくて。それはさとみくんだって重々承知で。
だから、あまり構いすぎちゃダメなのかなってあえて距離を置いてた
けれど、撮影が終わって心配なくらい真っ白な顔色して眠っているさとみくんを見ていたら、もっとなにかしてあげれたのかなって胸が痛くなる
港に到着して、先にロケバスへ戻っていたら、ジェルくんがさとみくんをおんぶしてロケバスへと戻ってきた
「 ぇどうしたの? 」
「 んーー、限界…みたいや、w 」
さとみくんはつむじしか見えないくらい力なくジェルくんの背中に乗っていて動かない
「 1番後ろ、ええかな? 」
「 ぁどうぞ、!荷物どかします 」
1番後ろの席にさとみくんを下ろしたジェルくん
一応近くにエチケット袋を置いて、スタッフさんが持ってきてくれたお水を受け取る
「 ……、ン、けほっけほ、、 」
「 ぁまってまって、、え?吐きそう? 」
「 ……いゃ、……、、 」
ゆっくり起き上がったさとみくん。エチケット袋を渡してジェルくんと共に見守る
「 、、っw そんなに見られたら、でるもんも、でねぇわ…w 」
微笑んでそう言うさとみくんに少しだけほっとしていると、ジェルくんが間髪入れずにさとみくんに水を差し出した
「 のんで。脱水怖いから。多分今そうやし、、 」
確かに全然水分取ってるとこ見てないかも。とごくごくと水を飲んでくれるさとみくんの喉仏なんて眺めながら思う
「 …ぁりがと、」
「 なぁさとちゃん。ほんまは体調悪いの隠しとったやろ?元気やったらこんなに酷い船酔いしないはずや 」
「 ………ごめん 」
ジェルくんの真剣な眼差しに素直に認めて謝ったさとみくん
生放送をお休みした数日前から今の今までずっと胃痛とか吐き気、頭痛に悩まされていたと白状した
「 もぅ、!ちゃんと言ってや…!!ほんまに心配やったんだから 」
ジェルくんの心配って気持ちも、さとみくんの大事な仕事に穴は開けられないって気持ち。両方わかるからこそ、胸がピリッとした
「 今度はちゃんとみんな元気な日にリベンジしましょ! 」
「 ええなぁ、プライベートで来ようや!さとちゃんのおごりで 」
「 やだわw 」
久しぶりに見れたさとみくんの笑顔に、少し安心した
けど1番は、またみんなでクルーザーで遊べるのが嬉しかった。さとみくんの奢りでね
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voyage−fin.
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らふのすけ(プロフ) - たきこみごはんさん» リクエストありがとうございました🙌🏻今後ともよろしくお願いします🕊 (5月2日 19時) (レス) id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
らふのすけ(プロフ) - ぽさん» リクエストありがとうございます( ᵕᴗᵕ )多少お待たせしてしまうかと思いますが、気長にお待ちいただければと思います🙇♀️🙏 (5月2日 19時) (レス) id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
たきこみごはん(プロフ) - リクエストありがとうございます!。最高でした!らふのすけ様のお話大好きです! (4月30日 11時) (レス) @page47 id: 02876b26ba (このIDを非表示/違反報告)
ぽ(プロフ) - いつも小説を楽しく拝見しています!リクエストをさせて頂きたいです、黄くんのだいぶ長引いている夏風邪を全メンバーで看病して頂きたいです!その他細かい設定はお任せさせて頂きたいです。お願いします! (4月29日 23時) (レス) id: 46eeb8c8aa (このIDを非表示/違反報告)
たきこみごはん(プロフ) - アンケートやっておきました (4月16日 7時) (レス) @page35 id: 02876b26ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らふのすけ | 作成日時:2024年3月10日 2時