Symphony12【病系】【短編集】

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桃side









作業を終わらせて、リビングに行けばもうテーブルには4つのチャーハンとスープが並べられていた




「 ぁさとにぃ… 」

「 ん、莉犬どう？少しは良くなった？ 」


冷えピタを貼った莉犬が既に椅子に座って待機してて、俺を見つけてふにゃっと笑う

そんな彼の隣に座って、首元に手を置いた




「 お腹空いた 」

「 食欲あるなら大丈夫そうだな 」


「お待たせー」とスプーンとかも全部用意してくれて椅子に座ったるぅところん

4人が揃った久しぶりの食卓で、「いただきます！」と手を合わせた





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「 ん！おいしぃ！ 」

「 ほんと？ほんと？ 」

「 ほんと。るぅと料理のセンスもあるんだな〜 」


優しい味のチャーハンを1口また1口と口に運んでいく



「 レタス入ってんのが最高 」

「 んふふ、 」

「 スープは？これもるぅと？ 」

「 これはころにぃです！すぐ作ってくれた 」

「 ははは、流石兄貴。やるじゃん 」

「 、、ぁりがとぉ 」


やっぱウチの料理担当は違うわ

即席でわかめスープを作る天才





久しぶりの食卓で、笑い声が響くリビングで、

あぁこれが我が家だなと心の底から感じるんだ




「 りーぬ？どうした？ 」


そんな俺らの様子をじっと静かに見ている莉犬




「 …仲直りした？ 」


俺ところんを順々に見て聞く

ころんと顔を合わせて「うん。ごめんな」と言えば先程まで硬かった莉犬の表情はぱあっと明るくなった








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OUR HOME ep.5−fin.



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OUR HOMEここまで読んでくださりありがとうございました🏠
今シリーズは、この話で一旦おわりとします。

このシリーズはただ4兄弟のほんわか優しいエピソードにしようと思ってたので、過激系(?)が好きな方には物足りなさもあったかと思いますが、どうだったでしょうか？

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