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黄side
気が遠くなりそうな中で確かなのは、今僕は知らない駅の公衆トイレで吐いているってことと、誰かに助けて貰ったってこと
そんな誰かにお礼をする間もなく、気持ちの悪さが襲ってくる
朝ごはんを食べてないからか特に出てくるものもないのにただひたすら気持ちが悪い
「 あぁ、やっぱり気持ち悪かったんだ。顔色すごい悪かったもんね。俺見てないから。楽になるまで出しちゃいな 」
僕の後ろでいかにも平気そうなその人の声
僕だったら貰っちゃいそうなのに…
「 …げほっけほ、、…ﾊｧ 」
苦しくて、喉が痛くて、全身を巡るいやぁな悪寒で体が震える
「 おさまった？ 」
「 …ぁ……、 」
声がうまく出なくて、トイレの壁に凭れたまま声のするほうを向く
あれ……この人、僕と同じ制服を着ている
「 これ、水。まだ飲んでないから上げる 」
そう言って彼は自分のバッグから取り出したペットボトルの水を蓋を開けて状態で差し出してくれて、それを有難く頂戴して胃液でひりつく喉を潤すために飲んだ
「 少しは落ち着いたみたいだね 」
「 …ぁりがとう、ございました……、 」
「 ううん。全然 」
「 ぁ、、ぁの…、 」
「 ん？ 」
「 その、制、服…、？ 」
「 俺たち同じ高校みたいだね。てか今気づいたの？俺、だから助けたんだけど 」
そう言ってへへっと笑う彼
笑顔から見える犬歯とよく通った綺麗な声。少し着崩した少しオーバーサイズな制服がよく似合っている
「 もう帰る？なら送ってくよ 」
「 …ぇ、いや……、 」
この人だって学校にいかなきゃいけないだろうし、僕のことなんて見捨ててくれていいのに
そのやけに澄んだ大きな瞳が僕の張った気を緩めていく
いやでも、やっぱりそんなにお世話してもらう訳にも行かない
正直ここから一人で帰れる自信もない。また同じような目に遭ってしまいそうで怖い
少し悩んで、
「 、僕はここでいいです 」と謎の公衆トイレに住むような宣言を高らかにしてしまった
そんな僕に、彼はわかりやすいくらいハテナの浮かんだ顔をしていた
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らふのすけ(プロフ) - たきこみごはんさん» リクエストありがとうございました🙌🏻今後ともよろしくお願いします🕊 (5月2日 19時) (
レス) id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
らふのすけ(プロフ) - ぽさん» リクエストありがとうございます( ᵕᴗᵕ )多少お待たせしてしまうかと思いますが、気長にお待ちいただければと思います🙇♀️🙏 (5月2日 19時) (レス) id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
たきこみごはん(プロフ) - リクエストありがとうございます！。最高でした！らふのすけ様のお話大好きです！ (4月30日 11時) (レス) @page47 id: 02876b26ba (このIDを非表示/違反報告)
ぽ(プロフ) - いつも小説を楽しく拝見しています！リクエストをさせて頂きたいです、黄くんのだいぶ長引いている夏風邪を全メンバーで看病して頂きたいです！その他細かい設定はお任せさせて頂きたいです。お願いします！ (4月29日 23時) (レス) id: 46eeb8c8aa (このIDを非表示/違反報告)
たきこみごはん(プロフ) - アンケートやっておきました (4月16日 7時) (レス) @page35 id: 02876b26ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らふのすけ | 作成日時：2024年3月10日 2時
