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水side
「 ごちそぉさま、 」
「 ん。よく食べました 」
プリンを綺麗に間食してくれたさとみくん
そのまま薬を飲んで、冷えピタと氷枕も交換して、着替えも歯磨きも済ませる
まだ熱は高いし、咳も酷いから暫くは安静のままだけど今まで強がって僕には看病させてくれなかったのに今こうして身を任せてくれてるのが少し嬉しかったりする
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「 おやすみ、さとみくん。電気消すね 」
ベッドに横になったのを確認して声をかけ、電気を消す
「 、ころん…? 」
「 ん? 」
「 まだ、寝ない? 」
眠いのか少しふわっとした言い方で聞かれた
「 ぅん、僕お風呂入んなきゃだし 」
「 …じゃぁ、おれ、ころん寝るまで待ってる、ッケホケホ 」
「 え?いいよ、寝な? 」
「 ……まってる、! 」
そう言って僕の説得なんて聞かず、横になったばかりなのにまた起き上がってベッドから降りてきたさとみくん
寒いのかブランケットは抱えたまま僕に着いてリビングにまでやってきた
「 ぁ、!さと兄! 」
もう寝ようとしていたジェルるぅとがちょうど居て、さとみくんを見つけた瞬間るぅとくんが嬉しそうに彼に駆け寄った
「 、るぅと 」
「 もうお熱治りました? 」
「 …んー、もうちょっと、、 」
そんなことを話しながら、ソファーに2人仲良く座ったのを眺めていれば、キッチンに立っていた莉犬兄が手招きをして僕を呼んだ
「 、さとちゃんどうしたの? 」
「 なんか、僕が寝ないならまだ寝ないって…w 」
「 ははは、そっか。今日1日さとちゃん部屋で独りだったから寂しかったのかな。すっかりころちゃん甘えられちゃってんじゃん、w 」
「 そ…そう、かな? 」
改めて兄ちゃんにそう言われると少し恥ずかしいのと、嬉しいのが半分半分って感じだ
「 るぅちゃんが、さとちゃんと話してる間にお風呂入ってきちゃいな。ちょうど空いてるから 」
「 うん、ありがとう 」
莉犬兄に言われるままに、いつもより少し急ぎめにお風呂に入った
そして、お風呂から出ればいつの間にかさとみくんに寄りかかって寝落ちしてるるぅとくんと、こちらも眠たそうにカクンカクンと船を漕いでるさとみくんが並んでいた
「 さとみくん、お待たせ。部屋行こう 」
ポンポンと肩を叩いて言えば、薄らと目を開けたさとみくんがふにゃっと笑う
僕の服の袖を握って着いてくるから、一緒に部屋へと戻った
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らふのすけ(プロフ) - たきこみごはんさん» リクエストありがとうございました🙌🏻今後ともよろしくお願いします🕊 (5月2日 19時) (レス) id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
らふのすけ(プロフ) - ぽさん» リクエストありがとうございます( ᵕᴗᵕ )多少お待たせしてしまうかと思いますが、気長にお待ちいただければと思います🙇♀️🙏 (5月2日 19時) (レス) id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
たきこみごはん(プロフ) - リクエストありがとうございます!。最高でした!らふのすけ様のお話大好きです! (4月30日 11時) (レス) @page47 id: 02876b26ba (このIDを非表示/違反報告)
ぽ(プロフ) - いつも小説を楽しく拝見しています!リクエストをさせて頂きたいです、黄くんのだいぶ長引いている夏風邪を全メンバーで看病して頂きたいです!その他細かい設定はお任せさせて頂きたいです。お願いします! (4月29日 23時) (レス) id: 46eeb8c8aa (このIDを非表示/違反報告)
たきこみごはん(プロフ) - アンケートやっておきました (4月16日 7時) (レス) @page35 id: 02876b26ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らふのすけ | 作成日時:2024年3月10日 2時