Symphony8【病系】【短編集】

98_友【水×桃】* ページ7

素敵なリクエストありがとうございました🙌🏻

▶︎風邪
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水side









((ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ


「 ……、あいてる 」

「 ふっw ガサガサじゃん声w 」


((ｶﾞﾁｬﾝ



「 ぁ、w 」






僕が彼の家に行くことが決まったのはたった30分前の出来事



［ 家来て欲しい ］

なんて怪しい連絡が来たからだ



［ え？人間違えてない？w 僕？ ］

そう返せば［ そう、ぼく ］と直ぐに返信が来た





何かのドッキリか。もしかしたら動画を撮ってるのかもしれない

それか、こんなことは本当に無いに等しいんだけど本当に僕に何らかのSOSを求めているのか


どちらかな気がして、疑いつつも彼の家に素直に向かった



インターホンを押して彼の声を聞いた瞬間察した

後者じゃんって





.





「 珍しいじゃん 」

「 、…ダメかよ、 」

「 いや、w ダメじゃないよ 」



真っ赤な顔してリビングのソファーでぐったりとしているさとみくん

絶対熱あるやつだし、人肌恋しくなったのかな






「 素直に風邪ひいたって一言いってくれれば色々買ってきたのに 」

「 薬、あるし…、冷えピタあるし…ｯｺﾞﾎｺﾞﾎ 」

「 病院行ったの？ 」

「 朝、…っけほ、行った 」


声は枯れてて、辛そうなさとみくん

半分ネタだと思ってたからお酒買ってきちゃったけど、こっそり冷蔵庫に閉まっておこう





「 僕、何すればいい？ 」

「 、……なにもしなくていい、ｺﾞﾎ 」

「 そぅ、w 」


しばらく猫ちゃんたちと戯れてれば、さとみくんはソファーの上で眠そうにうとうとし始めて




「 さとみくーん、寝るの？ 」

「 ン…、っけほけほっ 」

「 寝室行く？ 」

「 、…行く 」


ゆっくり体を起こし、寝室に向かった彼を見送って

ご飯何も無かったからコンビニでゼリーとか色々買ってきて、

もうぐっすり眠っていた彼に最後に一言だけ






「 なんで僕、呼んだんだよ…w 」


まだ辛そうな彼に、そう呟く僕の顔は少しニヤけてる





猫ちゃん達に また来るね と手を振り家に帰った





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