Symphony8【病系】【短編集】

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黄side









美味しくて完食できたご飯の洗い物まで終わらせて


なーくんは寝なって言うんだけど、さっきまで散々寝てたからもう眠くなくてなーくんとふたりでお話をする


最後の近況を話してるだけだけど。






すると、階段を降りてくる音がしてリビングのドアが開いた




「 ぁ、さとちゃん。少しは寝れた？ 」

「 …ぅん……ッゲホッケホこほっ 」


痰混じりの酷めの咳を繰り返し、彼はソファーに腰を下ろした






「 、さとちゃん。1人で抱えすぎちゃだめだよ？ 」


さとみくんはやっぱり最年長って肩書きを懸命に背負ってくれてる

そんな素振りは一切見せないけど、絶対そう





「 …ハハっ、抱えてないよおれ…けほっ

洗濯はジェルと莉犬がやってくれてるし、ゴミ出しとか…掃除とかは、ころんるぅとがやってる

俺は料理作ってるだけだし… 」


「 そう？大丈夫ならいいんだけど 」



僕らがさとみくんに言うのと、なーくんが言うのとじゃ重みが違うと思う





「 さとみくん、お粥美味しかったよ 」

「 食べれた？ちゃんと 」

「 うん。、全部食べた 」

「 良かった、 」



みんな辛いのは同じだからって


それぞれが自主的に、あれやろうこれやろうって動ける


だからこそみんな仲良しでいられるんだと僕は思う






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なーくんは一晩中居てくれて


洗い物をしたりとか、部屋の片付けなどをしてくれていた




次の日、昨日よりかはみんな元気になっていて


全員で机を囲んでご飯を食べた






「 ありがとう、なーくん 」

「 いやいや。今の俺に出来ることなんてこれくらいだから 」


げらげらと笑うみんなを見ながら、楽しんでいるなーくんは優しい笑顔で言う




懐かしいその風景に、思わず込み上げてきそうになるものを抑え込みながら

僕も今この空間を楽しむために、沢山笑った





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仲良しこよしの何が悪い−fin.


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症状の描写ほぼ無かったですね^^;
それに、自分の中の紫さんがもうほぼ居なくて喋り方とかマジでわからなかったですw

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