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黄side
「 莉犬遅いですね 」
「 んね。珍しい 」
今日は朝から集まって会議の日
なんだけど、莉犬が集合時間ギリギリになってもまだ来ない
そんなに遅刻するイメージもないから少し心配だ
「 ……、おはよぉ、 」
ガチャと扉が開き入ってきた莉犬
自分の顔が全部覆えるのではってぐらい大きなマスクをしている
「 莉犬、おせーぞ 」
「 ごめんごめん、一応間に合ってるよね? 」
「 まぁギリギリね。僕らは10分前には来てたけどね 」
「 ごめんって、w 」
なんて言いながら莉犬はカバンを置いて僕の隣に座った
「 莉犬大丈夫? 」
「 ん?大丈夫だよ? 」
なんか違う…みたいな大雑把すぎるそんな勘が働いて聞くけど、上手く流されてしまった
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「 一旦休憩しよ〜! 」
かなり煮詰まった内容の会議で、その一声で大きく息を吸った
やっぱり莉犬が少しおかしい。いつもなら発言はそれなりにするタイプなのに今日はだんまり
すとぷりのことを莉犬は凄く考えて居るはずなのに、それを主張して来ない
そんなことを考えながら莉犬の様子を伺っていると、莉犬は立ち上がろうとゆっくり動きだし椅子から立った瞬間ガタンっと音を立て机に両手を着く形で固まった
「 、りいぬっ? 」
「 …ッ…ハァ、 」
目眩がしたのか目をぎゅっと瞑って俯いている
とにかく僕は彼を後ろから支える形で椅子に座らせた
「 …ごめん、、ッ 」
弱々しいその声が僕に謝る
謝る必要なんてどこにもないのに
「 、莉犬…さ「 言わないで。」
僕が何を言おうとしたのかすぐに理解したように、莉犬は僕の言葉を遮った
「 大丈夫…、大丈夫だから。ごめんね、? 」
「 …ぁ、、いや…。大丈夫? 」
「 うん。、大丈夫 」
さっき彼を支えた時、明らかに尋常じゃない熱さを体から感じた
みんなに報告しようか迷った
というか、莉犬が止めてこなきゃ普通に報告していたと思う
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らふのすけ(プロフ) - りらさん» 初コメとても嬉しいです︎🐣素敵なお言葉とても染みますありがとうございます( ; ; )これからもよろしくお願いします頑張ります💪🏻 (10月12日 20時) (レス) id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
らふのすけ(プロフ) - yuka_ayatonさん» リクエストありがとうございました^^紫さん書いて無さすぎてド下手ですみませんでしたw またリクエスト募集し始めましたら是非よろしくお願いします☺️ (10月12日 20時) (レス) id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
らふのすけ(プロフ) - 音湖(ねこ)さん» お読み頂きありがとうございました🌷見返しずらいでしょうにわざわざ感謝です^^; 次のシリーズも近いうちに出ますのでぜひご覧下さい!これからもよろしくお願いします🥰 (10月12日 20時) (レス) id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
りら - 初コメント失礼します。いつも更新楽しみにしている読者です。お話の書き方や表現の仕方が大好きで、いつも感動してしまいます。移行されるということで、これからも楽しみに読ませていただきます😭😭応援してます! (10月11日 11時) (レス) @page48 id: e8dd8a012a (このIDを非表示/違反報告)
音湖(ねこ)(プロフ) - シリーズ完結おめでとうございます、お疲れ様でした!!最後までドキドキしながら読ませていただきました笑 最初から全て見返したのですが、4人の絆や橙くんとの信頼関係など見れてとても楽しかったです…!! これからも更新がんばってください!! (10月9日 19時) (レス) id: 8082cd32f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らふのすけ | 作成日時:2023年8月22日 20時