Symphony３【病系】【短編集】

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桃side







るぅとに後30分伸ばしてとお願いする

ころんが体調かなり悪いということを伝えると、［あと1時間伸ばします］と頼もしい連絡が来た


ころんに水を渡して、彼の部屋にあった薬を飲ませる




「 やる？配信俺が代わろうか 」

「 …やる、っ今やる 」

「 るぅとが伸ばしてくれてるから急がなくていいから。今のまま何時間も放送できるの？ 」

「 …、やるの 」


そりゃあやれるならやらせてあげたいけど、無理させたくないしリスナーに心配させる方がよっぽど嫌だろうに



「 薬飲んだら吐き気は収まんの？ 」

「 今は大丈夫…だから大丈夫だよ 」

「 、分かった 」


編集部屋に移動して、袋なり薬なり色々準備して時間を確認する



「 るぅとくんに、謝らなきゃ 」

「 そうだな。あと俺には？ 」

「 …、ありがとう、」

「 おう。ヤバくなったらすぐ連絡して、俺が枠取る 」

「 大丈夫だよ、 」


なんて無理に作るその表情をのせた顔色は悪いけどな



「 じゃあ俺帰るよ？ 」

「 うん…、頑張る 」

「 おう、頑張れ。いつでも助けるから 」

「 うん、 」


タクシーに乗り込んで家に帰る

配信を開くと、るぅとの枠にころんがいて何やら楽しそうにお話していた


その後、ころんのソロ枠が取られて約２時間強、俺はそわそわしながらあいつの配信を聞いていた

意外と大丈夫そうで、ほっと肩をなでおろし自分のソロ枠の準備をして俺の番がやって来た




［お疲れ］とBGMを流しながらころんに連絡する

［ありがと］と返信が返ってきたことに安心してソロ枠を始める




その後、無事リレー生放送は終わった



「 ころちゃん、もう大丈夫なんですか？ 」

「 うん…多分。ごめんね 」

「 先に言ってくださいよ…ほんっと心配したんですから 」

「 ごめんね 」

「 ちゃんとお休みするんだよ？ころちゃん 」

「 うん、 」


言わなくても伝わってるよ

君が頑張っていることも、俺たちに少し無理して元気振りまいちゃってることもさ

だから今は沢山休んで。俺たちがその分支えるからさ





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Say no more−fin.


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移行します∠( ˙-˙ )／

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