39_君の隣に【桃×赤】* ページ39
リクエストありがとうございます🙌
▶︎ストレス/嘔吐
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桃side
「 っ、…はぁ、ゲホッゲホ 」
胃薬を飲んでも全く変わらない胃痛
食べても戻してしまうばかりだから、ご飯も食べたくない
「 へんしゅう…、、 」
重たい体を引きずりながら、ようやく出たトイレから作業部屋へと戻る
冷や汗をかきながら、キーボードを打って、ブルーライトを浴び続け、ふと思った
俺はいつからこうなっちまったんだ?
忙しくてなかなか動画投稿が出来なかったことが続いた日、久しぶりに投稿してコメントを眺めていると目に入ったあるコメント
分かりやすく俺への誹謗中傷だった
もっと頑張らなきゃ
こんな奴相手にしても意味ないのに、俺は変に火がついちゃって…
寝てるのがもったいないと思って、寝るのを辞めたら寝れなくなった
段々とお腹も空かなくなってきて、俺の体はどんどんおかしくなってった
キリキリと痛む胃と、重い頭、何重にもぼやける視界
やば…と思った時には俺は最大限の小走りでトイレの便器に顔を突っ込み空嘔吐を繰り返す
もう何も出ない、けどムカムカするし不快感は増すばかりだ
「 、っはぁ……、 」
プルルルルと遠くの方で携帯が鳴っているのが聞こえる
多分、作業部屋に置いてきたんだ
「 、っく…、っは 」
壁伝いに何とか立ち上がって、ゆっくり作業部屋に足を進めた
作業机の上に置いてある携帯
もう、着信音は止まっていて液晶には[不在着信 莉犬]の文字
「 莉犬…、 」
こんな日に連絡があるなんて珍しいから何かあったのかと思って電話をかけ直す
すると直ぐに、「もしもしー!」と明るい彼の声が聞こえた
「 どした…? 」
[ あ、今からさ!さとちゃん家行っていい? ]
「 は……、なんで、 」
[ いや!さとちゃんさ最近料理ハマってるって言ってたじゃん。俺お腹すいちゃったな〜 ]
俺がこんな状態だってことを知る由もない莉犬の呑気で元気そうな声がそう伝えてくる
「 まじ、 」
[ うん。まじまじ!w ぁ、もしかして今出先とか? ]
「 いや、家…だけど、 」
[ そう。なんかいつもより元気ないじゃんどうしたの? ]
「 普通だわ、w 」
[ …そっかw 行っていいよね? ]
このまま断ったらもっと疑われそうだと思って、目の前においてあった薬を握ってYESと答えた
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リーベ - 夢代行サービス、とっても良かったです…!死ネタは苦手なのですがこちらのお話は最後まで泣きじゃくりながら読めました(ノД`)・゜・。素敵なお話ありがとうございました。 (8月20日 3時) (レス) id: 09300b9193 (このIDを非表示/違反報告)
はゆの(プロフ) - らふのすけさん» 了解しました! (2023年2月14日 13時) (レス) id: b5eb2ea323 (このIDを非表示/違反報告)
らふのすけ(プロフ) - すなねこさん» 兄弟パロ!ありがとうございます🙌かしこまりました! (2023年2月14日 9時) (レス) id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
らふのすけ(プロフ) - はゆのさん» ありがとうございます🙇♀️予定ですが、46話での公開になると思います! (2023年2月14日 9時) (レス) id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
すなねこ - かいてくださりありがとうございます!!めちゃ刺さりました、、。リクエスト失礼します!兄弟パロで桃くんいじめでおねがいします!!看病は赤くん中心で、できれば青くんが体弱くてみんな桃くんに気付けないシチュお願いします! (2023年2月11日 22時) (レス) id: 9b8c3c3801 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らふのすけ | 作成日時:2023年1月8日 2時