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黄side
「 ありがとう 」と莉犬は言った
話して、打ち明けたことに対しての感謝
眠れなくなって、自分はこのチームに必要なのかと不安になって、繰り返す凡ミスがショックで落ち込んで…
世界が静寂に包まれる夜が怖くて…
そんな真っ暗な世界に、彼は僕を助けに来てくれた
「 …、るぅとくんはいっつも頑張ってるよ。俺知ってる
不安も悩みも、恐怖も俺たちとさ乗り越えよ。多分俺たちならそれできるから 」
莉犬のぱあっと素敵な笑顔が僕の心を晴らしてくれるようだった
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「 …、ぅん 」
溢れていた涙を拭いて、前を向く
僕はひとりなんかじゃなかったと再確認した
「 でも今日はもう終わり!るぅちゃんは寝なきゃダメ 」
「 、寝れないんだって… 」
「 とっておきなのあるよ。ちなみにね絶対まだ試してないと思う 」
「 なに? 」
「 絵本読んでもらうの!昔昔〜ってw 」
「 …僕子供じゃないよ? 」
「 分かってるよw でも試してみよ。俺が読んであげるからさ 」
「 いいよ、やだ… 」
「お泊まり会だ〜」なんて嬉しそうにメンバーを集めた莉犬は僕のことを話すことなくさとみくん家でのお泊まり会を取り付けた
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「 、なんでだよ… 」
「 いいじゃん楽しいじゃん! 」
完全に巻き込まれたさとみくんと、乗り気なころちゃん
4人で車でさとみくんの家に向かう
「 誰かと寝るのって以外と安心できて寝れるかもね 」
なんて、言ってくれる莉犬はすごく優しい顔をしている
不安だったけど、リハーサルの疲れと泣いた疲れとかもあってか珍しく眠かった
みんなで少しお酒を飲んで、結局莉犬の読み聞かせもなく僕はぐっすりと眠れた
本当に本当に久しぶりに
「 るぅちゃんおはよ 」
「 …朝? 」
「 うん。朝だよ 」
さとみくんの家から見える綺麗な景色が朝日に照らされ輝いていた
「 また眠れなくなったらさ、いつでも言って。俺が絶対にどうにかしてあげるから 」
「 …ありがとう 」
晴れやかな朝、澄んだ空気を胸いっぱいに吸う
「 よし、今日も頑張ろう 」
頑張ろう。僕はひとりじゃないから
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once upon a time−fin.
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リーベ - 夢代行サービス、とっても良かったです…!死ネタは苦手なのですがこちらのお話は最後まで泣きじゃくりながら読めました(ノД`)・゜・。素敵なお話ありがとうございました。 (8月20日 3時) (レス) id: 09300b9193 (このIDを非表示/違反報告)
はゆの(プロフ) - らふのすけさん» 了解しました! (2023年2月14日 13時) (レス) id: b5eb2ea323 (このIDを非表示/違反報告)
らふのすけ(プロフ) - すなねこさん» 兄弟パロ!ありがとうございます🙌かしこまりました! (2023年2月14日 9時) (レス) id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
らふのすけ(プロフ) - はゆのさん» ありがとうございます🙇♀️予定ですが、46話での公開になると思います! (2023年2月14日 9時) (レス) id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
すなねこ - かいてくださりありがとうございます!!めちゃ刺さりました、、。リクエスト失礼します!兄弟パロで桃くんいじめでおねがいします!!看病は赤くん中心で、できれば青くんが体弱くてみんな桃くんに気付けないシチュお願いします! (2023年2月11日 22時) (レス) id: 9b8c3c3801 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らふのすけ | 作成日時:2023年1月8日 2時