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次の日、朝一番で彼の病院に向かう

電話で教えて貰っていた病室の番号


階段を駆け上りたどり着いたその病室は空っぽだった





「 ぁ、あの!ここって患者さんいましたか? 」


通りかかった看護師さんに聞く




「 、いましたよ 」

「 その人、今どこに? 」

「 今朝早くに亡くなりました 」


看護師さんは落ち込んでような表情をして教えてくれた




「 …もしかして、ころんさんですか? 」

「 ぇ、あ、はい… 」


呆然と立ち尽くす僕にその看護師さんが聞く




「 えと、なんで…? 」

「 莉犬くん…分かりますか? 」

「 あ、はい。今その人探してて 」

「 これ預かり物です 」


そう言って渡されたのはくしゃくしゃの紙



その場でその紙を広げて読む


[夢代行ずっと続けてね。この病院の人たちには広めといたから、大反響間違いなし!! 莉犬]



「 夢代行なんて、素敵なお仕事ですね。莉犬くんいつも楽しそうに話してくれてましたよ 」

「 …そう、なんですか、? 」

「 はい。お友達が出来たとも言ってました 」

「 ……、友達… 」


込み上げてくるものを抑えることは出来ず、莉犬くんからのメッセージが書かれた紙は僕の涙で滲んでいく




「 、っ…、 」


もっと一緒に夢叶えたかった






君と出会って、夢代行なんて仕事をしながら自分の夢さえなかった僕に夢ができたんだよ


それを昨日話そうと思ってたんだよ




莉犬くんとお出かけしたいって


美味しい物食べたり、映画見て泣いたり、一緒にゲームしたりしたいって思ってたんだよ


それが僕の初めての夢だったのに






「 …勝手に居なくならないでよ 」


この言葉は届かないけど、この気持ちはちゃんと届きますように






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夢代行サービス−fin.


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次回、リクエスト作品です.

30_林檎【桃×水】*→←.



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リーベ - 夢代行サービス、とっても良かったです…!死ネタは苦手なのですがこちらのお話は最後まで泣きじゃくりながら読めました(ノД`)・゜・。素敵なお話ありがとうございました。 (8月20日 3時) (レス) id: 09300b9193 (このIDを非表示/違反報告)
はゆの(プロフ) - らふのすけさん» 了解しました! (2023年2月14日 13時) (レス) id: b5eb2ea323 (このIDを非表示/違反報告)
らふのすけ(プロフ) - すなねこさん» 兄弟パロ!ありがとうございます🙌かしこまりました! (2023年2月14日 9時) (レス) id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
らふのすけ(プロフ) - はゆのさん» ありがとうございます🙇‍♀️予定ですが、46話での公開になると思います! (2023年2月14日 9時) (レス) id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
すなねこ - かいてくださりありがとうございます!!めちゃ刺さりました、、。リクエスト失礼します!兄弟パロで桃くんいじめでおねがいします!!看病は赤くん中心で、できれば青くんが体弱くてみんな桃くんに気付けないシチュお願いします! (2023年2月11日 22時) (レス) id: 9b8c3c3801 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らふのすけ | 作成日時:2023年1月8日 2時

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