Symphony【病系】【短編集】

07_Count on me【水×黄】* ページ23

リクエストありがとうございます╰(‘ω’ )╯三
▶︎寝坊、高熱

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水side










明日は大事な会議があって動画編集も出来なそうだから今日中に何本か溜めを作っておかないと、と不調続きの体に鞭打ってパソコンに向かう

最近の食事となっている無数のエナジードリンクと、目薬と、疲れ解消効果のある市販薬を目の前にして…





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((ﾌﾟﾙﾙﾙ ﾌﾟﾙﾙﾙ

電話の音で目が覚める



「 …はい、 」

［ はいってお前今起きた？集合時間過ぎてるけど ］

「 、ぇ？ 」


電話の相手はさとみくんでいつも通りの口調で言われる

いつの間にか机に突っ伏して眠ってしまっていたみたいで、パソコンのスリープ画面に映る時間表示に驚いて咄嗟に立ち上がった




「 、ごめん！すぐ向かう！ 」

［ うん。気をつけてこいよ ］


電話を切った瞬間、クラっと体が傾いてギリギリのところで何とか机に手を着き耐える

今ゆっくりしている暇なんて1秒もないのに、僕の体は全然言うことを聞いてくれなかった



顔を洗って、コンタクトをつけて、着替えて、必要最低限のものをバックにぶっ込み慌てて家を出た

さとみくんの口調は優しかったけど、今日の会議はstprだけじゃなくて、レコード会社の人とか目上の方たちとの会議だったから絶対に遅刻は許されない


やらかしてしまった。という焦りと不安で、先程の目眩や多少のだるさなんて今は感じていなかった





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「 遅れました！すみません！ 」


会議室に入るともう僕以外の全員が集まっていて、頭を下げ椅子に座る

雰囲気が良いはず無くて、ピリピリとした雰囲気がその会議室には漂っていた






「 じゃあ会議は以上で。また来週もお願いします 」


集中を絶対に切らさないように、真面目に会議に望みようやく終わった瞬間、急に目の前がぼやけてきた

そして、何となく頭が理解し始めた。あぁ、限界かも…って





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