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黄side
僕がレコーディングルームに入ったと同時に、録音室からさとみくんが出できた
「 おう、るぅとごめんな 」
「 ぁ、さとみくんおはようございます 」
「 おはよう。とりあえず莉犬は寝させておこうってことで、次るぅとできる？ 」
「 …はい、やります 」
お水を一口飲んで録音室に入る
これが終わったらまっすぐ帰って休もう
少しの辛抱、僕ならできる
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「 るぅとさんもう1度いいですか？ 」
「 はぁい… 」
上手く声がコントロールできなくて、納得いく歌声が作れない
段々と視界がぼんやりしてきて歌詞カードを読みずらくなってきた
「 るぅとさん？大丈夫ですか？ 」
「 え、？はい。大丈夫です。すみません 」
いつもと違った僕に不審に思ったのか、スタッフさんの心配の声が飛ぶ
「 すみません、もう一度…お願いします 」
「 少し休憩しますか？ 」
「 …あぁ、いえ。莉犬の件で、押してますよね 」
込み上げてくる咳を抑えるのも、フラフラする体を真っ直ぐ保つのも辛くて仕方なかったけどやるしかないから
「 はい、お疲れ様です！ 」
何とか歌いきって、スタッフさんのその声が聞こえた瞬間、僕はその場に倒れ込んだ
「 、るぅとさん！？ 」
ガチャっと重たい扉の開く音がして、誰かに体を支えられた
「 、熱っ！るぅとお前… 」
「 ……、さとみくん、？ 」
さとみくんは僕の体を支えて立たせる
肩を貸してもらう形で、ようやく録音室を出た
「 さとみくん！？え、るぅとくんどうしたの？ 」
次のレコーディングのために待っていたころちゃんが驚いた顔をしてさとみくんに聞く
「 るぅと熱ある。多分莉犬より高い 」
「 ほんと…？僕なんかやることある？ 」
「 ん、いや。レコーディング終わらせちゃいな 」
「 うん… 」
今の僕はころちゃんに声をかけるのも辛い
歩くのがやっとで、何とか意識を保っているみたいな感じだ
「 ここ、横になれるか？ 」
「 ……うん、 」
控え室のソファー。反対側では莉犬がすやすや眠っていた
「 気分どう？ 」
「 …ん、寒い…… 」
ブランケットを2枚ほど掛けてくれたさとみくんは熱を測りながら冷えピタをおでこに貼られる
「 38.7…。るぅと我慢しすぎ 」
「 …だって、莉犬が 」
「 ん、まぁそうだけど 」
ちょっと待ってろって、爽やかな笑顔を僕に向けたさとみくんが部屋から出ていったのを感じで僕は目を閉じた
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らふのすけ(プロフ) - しゅあ。さん» アルメリアって題名の意味もあるから調べてみてw 桃さんからの皮肉です😓 (2022年12月7日 1時) (
レス) @page39 id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
しゅあ。(プロフ) - なんかゾクってするこの話。 (2022年12月6日 2時) (レス) @page40 id: 1a1d4d0288 (このIDを非表示/違反報告)
らふのすけ(プロフ) - 1000さん» えぇぇぇ！1000さん！！お久しぶりです(〃▽〃) ほんとですか！？めちゃ嬉しいです💪🏻めちゃ活力湧きましたわ🧡 (2022年12月6日 1時) (レス) id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
1000(プロフ) - 実はめっっっちゃ読んでます。素敵だし繊細で、らふさんって感じで大好きです😌 (2022年12月6日 1時) (レス) @page36 id: c9c3bdbfa2 (このIDを非表示/違反報告)
らふのすけ(プロフ) - しゅあ。さん» しゅあちゃんいつもありがとぉぉぉ(｣^o^)｣ (2022年11月30日 21時) (レス) id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らふのすけ | 作成日時：2022年11月13日 0時
