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「 、ぁ…… 」
そこに立っていたのは、さっき私の前に座っていたお兄さんだ
『 突然話しかけてごめんなさい。でも、どうしても伝えたくて…… 』
そう言って、私の方に寄ってくる
なんだろうと不思議に思い、あまり怯えることも無く彼の言葉に耳を傾けた
『 ……一目惚れしました!もし良ければ連絡先、教えてくれませんか? 』
「 …え、、? 」
『 、ごめんなさい!突然話しかけて怖がらせましたよね 』
怖いと言うよりかは、驚きが勝つ
こんな私に見合うわけもないような綺麗な顔立ちの青年が、なんで私に…
『 、ダメでしたか? 』
「 ぁ、いや…いいですよ! 」
『 え!ほんと?ほんとですか!? 』
携帯を取りだして、彼と連絡先を交換する
[莉犬]と記載されていて初めて彼の名前を知った
「 莉犬…くん? 」
『 はい!そうです、Aさん…可愛い名前 』
「 ありがとうございます 」
へへって、初対面だからこその少し気まずい沈黙
『 そろそろ帰りますよね、ごめんなさい引き留めちゃって 』
「 ぁ、いや。莉犬さんは? 」
『 んー、俺どうしよ。もう電車ないんだよね 』
ヘラって笑ってるけど、笑い事じゃなくない?
もう電車は無くて、笑いながら莉犬さんはベンチに座った
「 え、どうするんですか? 」
『 大丈夫です 』
「 ……いいんですか?w 」
『 うん! 』
やんちゃなその笑顔は、何故か私の頭から離れなかった
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『 A! 』
「 お待たせ 」
『 ううん!行こうか 』
あれから私達は、何度か食事に行ったあと
もう一度彼から告白を受けて、付き合った
今のこの幸せは、あの最終列車から
彼の行動力と、あの笑顔に出会えたからだ
「 ねぇ、莉犬? 」
『 んー? 』
「 、好きっ 」
『 え!何可愛すぎる!もう1回言って 』
「 ……やです 」
『 何それ!じゃあ…… 』
私の頬に彼はキスを落とした
『 俺の方が絶対Aのこと好きだよ 』
今日も私の隣には、大好きな笑顔が輝いている
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最終列車【赤】−fin.
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久しぶりに結ばれてる話……?w
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らふのすけ(プロフ) - あたおかほっとけーきさん» お、もう消してしまったから相当ラッキーだね。テスト?何の心配もない笑って誤魔化そう!w (2022年10月26日 0時) (レス) id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
らふのすけ(プロフ) - ネコ日和。さん» お久しぶりです!コメントありがとうございます😊 移行しましたので是非ご覧ください( ˶¯ ꒳¯˵)👍🏻 (2022年10月26日 0時) (レス) id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
らふのすけ(プロフ) - nozomi uedaさん» コメントありがとうございます!それは個々人のという解釈で合ってますか?それとも赤さん×黄さんの同性愛的なお話ですかね?(同性愛の場合フラグを立てないと書けないため本作品でのリクエストは申し訳ないのですがお答えできないです) (2022年10月26日 0時) (レス) id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
らふのすけ(プロフ) - いづ@ころりすさん» ありがとうございます☺️ (2022年10月26日 0時) (レス) id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
らふのすけ(プロフ) - しゅあ。さん» でしょ!!いいのあるかなーと探してたら奇跡的に見つかりました!w (2022年10月26日 0時) (レス) id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らふのすけ | 作成日時:2022年9月16日 16時