生きる【stpr】

049 ページ49

.


水色side












桃「今日は、、まじでありがとう、！」





日も暮れ始め、片付けをし始めた頃に


さとみくんは言った







.









桃「母親、来てたけどさ。最近来る度謝られてたんだ

‘’強い身体に産んであげられなくてごめんね” って」







そうだよね




僕らは出会ってまだ10年もたってないけど




親子の関係はその何倍もあるわけで




母親だって絶対辛いに決まってるじゃんか









.









桃「顔みた時に、泣いたんだろうなって

あぁ今日も言われるんだろうなって思って…、


“あと一年だね” とか “ごめんね” とか言われたくないからさ

言われるのも嫌だし、言わせてるのも申し訳ないし……、


だからさ、皆が来てくれて本当に良かったよ

ありがとう



久しぶりに母親のあんな顔見れた」






さとみくんは優しい顔をしてそう言った






.







紫「さとちゃん。…楽しかった？」


桃「もちろん！最高だね誕生日って‪w」


黄「よかった…、」







.






水「最後とか思ってないよね」




誕生日が近づいてきてからずっと思ってたけど


聞けないなと思ってたことを


何故か僕は口に出してしまっていた







水「……、、あっ、ごめん…。」


桃「…もちろん。まだ生きたいよ俺は。」




さとみくんの相変わらずかっこいい声は


しっかりそう言ったよね









.









水「…あと何回も、何十回も祝うかんな！

そんで僕の誕生日も祝ってもらうかんな！！」





ちゃんと言ってくれた事が嬉しくて



何故か涙が出てきた










.










紫「え、ころん…‪w‪w‪w」


水「…、いや、いやいや…！僕は泣いてない！」





黄「こ、ころちゃん、、‪w‪w‪w」


橙「まだ、さとちゃんが泣くのは分かるけど、ころんが泣くのはマジでわからへんわ‪w」


赤「‪w‪w‪w‪w‪w‪w‪w‪w」








.








僕はみんなとずっと一緒にいたいんだ




さとみくんと




もちろんほかのメンバーとだって













.

050→←048

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す