防弾と独りの歌姫 (ページ33)

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そっと会場をわきから見るとarmyがたくさん待っていた

防弾少年団のあとに私が歌うはずだったから私のペンはarmyの後ろにいる

そこでアナウンスが響き渡った

ｱﾅｳﾝｽ｢申し訳ございませんがセトリを急遽変更いたします

只今からAさんのステージ先に行い、そのあと防弾少年団とさせていただきます｣

中には嫌な顔をしていた人もいたが、拍手をしてくれるarmyもいた

本当に彼らは素晴らしいペンに支えられていると改めて思った

｢余計頑張らなくちゃ｣

｢私は白い翼

あなたには聴こえる??

天使のささやきが

私はこの細い糸を何があっても手放さない

細い糸でもたくさん集まればいい

欲に溺れたあいつらを

黒いあいつらを

超えるその日まで

私のささやきが聴こえるその日まで｣

歌い終わると大きな拍手に包まれた

普通ならこのあとすぐにはけるのに残っているarmyが不思議そうな顔をしていた

｢皆さんこんにちはAです

実はですね…いろいろありまして私に15分だけ時間をくれませんか??

armyの皆さん宜しいですか??｣

army｢ネーー!!｣

｢私は歌うことが大好きなんですけどそれ以上に応援してくれるペンの方々が大好きです

なので今からフリートーク!!

韓国語じゃなくても大丈夫ですよ!!｣

｢皆さんどこから来ましたか??

え?!日本??

わざわざありがとうございます笑

アメリカ!!

幼い時に1度だけ行ったことありますよ!!

中国?!

発音が難しくて下手かも知れませんが喋れます笑｣

どんどん話が盛り上がり、時間の感覚がおかしくなるほど楽しい

｢あの皆さんにお願いがあるんです

私のあだ名を決めてほしいです

なんか天使??とか言われてるんですけど笑

似合わないですよね笑

一応コンセプトは“天使のささやき”なんですけど笑｣

army｢女神!!｣

｢女神ですか笑

私ギリシャ神話好きなんで嬉しいです笑

特にヘラが好きなんです｣

army｢えー、ヘラ怖い｣

｢アハハ笑

確かに笑

でも惹かれる部分があるというか、世界観が好きです

おっと、そろそろ時間ですね笑｣

army｢えぇー｣

｢では最後に……

私の声が特殊なのは知ってますよね??

でもここにいるみんなならきっと大丈夫

最後にこの歌を送ります……｣