防弾と独りの歌姫 (ページ11)

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｢ヨンギさん……どうして……｣

ﾖﾝｷﾞ｢Aが殴られるのは見たくないからね笑｣

ヨンギさんは私の頭を軽くポンポンしてくれた

｢ヨンギさん、今から一緒に来てもらえますか??｣

PD｢どうしたんだ??

明日までじゃなかったか??｣

私たちが向かった先はパンPDのところ

｢はい

その件でお願いがあります

どうか、ヨンギさんを防弾少年団から外してください｣

ﾖﾝｷﾞ｢え?!

何言ってるの??

そんなことしたら私、どこで仕事したら……｣

｢そして、私のマネージャーとして働いてもらいたいです｣

PD｢理由もなしに異動させるのは……｣

｢ヨンギさんは心から音楽を愛してくれてます

だから私の歌が聴こえたんだと思うんです!!｣

パンPDは腕組みをしながら考えていた

ﾖﾝｷﾞ｢え??ちょっと状況が掴めない……｣

PD｢実は……

Aはここの練習生でもうデビューを控えてる

それでアイドルとはどういうものか

そして……

今の防弾少年団がどういう状況かを見てもらうための１週間だけスタッフの仕事をさせたんだ｣

ﾖﾝｷﾞ｢なら余計私じゃなくてしっかりした人の方が……｣

PD｢それだけじゃダメなんだ

Aの歌声は特殊でね

心が美しい人じゃないと聴こえないんだ｣

ヨンギさんは最初は信じれないという顔をしていたがパンPDの話を聞いて理解出来たようだ

パン｢いいだろう

ヨンギさんをAのマネージャーにする｣

｢ホントですか!!｣

パン｢ただし1つ条件がある

防弾少年団を超えろ｣

｢防弾少年団をですか??｣

PD｢彼らを見たからもうわかったと思うが、今の状況は最悪だ

まるで欲にまみれた悪魔のよう

君なら、彼らを超え新しい道を切り開いてくれる気がする｣