おやすみ ページ15
狗巻返信遅れてごめんね。寝てた。どうした?
「あっ、先輩。あーもー先輩とのトークを楽しみたいのに、ぽんぽん五条先生のあのニヤついた顔が頭に浮かんで集中出来ないぃぃぃぃ」
邪魔だなぁと思いつつも、既読を付けてしまった狗巻先輩とのトークを眺める。
喋れない、電話も出来ない先輩とのこのトーク。
今日は新たな発見があったなぁ〜いい日だったなぁ〜と振り返る。
「あっ、そうだ!」
狗巻side
あれ、すぐ既読になった。
寝落ちでもしたのかなあ〜と思いながら、なんとなく返信を待った。
実際さっきまで寝てたし、変に目覚めて寝付けない。
五条先生は見回りでもしてたのかな。
なぜあの場にあの時間に五条先生がいたのか…
凄く深く考えてしまう。
A、五条先生にもトークを送っていたのかな?
なんて考えてたら…
【【着信】】
狗巻「っ!?」
狗巻「…しゃけ」
「あっ、先輩。……………おやすみなさい!」ブチッ
狗巻「っ!?!?!?…笑」
おやすみなさい!とだけ言われて切られた電話。
元々電話を通してでも呪言は通用してしまう。
だから電話は基本しない。
そんな自分にとって、この挨拶だけの電話でも嬉しかった……。
狗巻「……おやすみ。((ボソッ))」
僕は安心したのか、心の底から安らかな気持ちになった。
こんなに気持ちよく寝れるのは久々だ。と思いながら眠った。
もう既に外は明るくなり始めていた。
...
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作者名:みぃ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/JannethBas1/
作成日時:2020年11月22日 3時