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期待 ページ13

狗巻side

僕は寝起きにも関わらず走った。
飛び起きて、男子寮から女子寮に向かって全力で走った。


A夜分遅くにごめんなさい。先輩寝てますか?悠仁部屋から自分の部屋まで帰ってます。狗巻先輩とのトークを振り返って、和みながら帰還します


こんな文が届いたから、
“今この棟にAがまだいるのではないか。”
“わざわざ言うって事は、怖いってことなんじゃないか”

そんな中、自分に連絡をしてくれたってことが何だか嬉しくて…
頼ってくれたのではと1人で思い立った。

やっとの思いで彼女の姿を捉えたのは、数時間前までふたりで話していた寮と寮の間の小さい中庭。

狗巻「(くそ!トークで呼ぶしか…)あ…」

五条「そんな面白い映画なら俺も見に行けばよかったなあ〜?」

「いやいや、若いヤツらの戯れなの。先生はダメ!」

五条「酷くない?僕傷付いた。泣く」

「きしょ。」

五条「冷たっ!」 やいやいやいやいやい


狗巻「(………あぁ、大丈夫みたいだ。)」

五条先生が送り届けてるなら大丈夫か。ってゆー
安心感と共に、僕に頼って欲しかったなという気持ちが渦巻いてモヤモヤしながら部屋に戻った。

狗巻「(久々にこんなに走ったなー。全力ダッシュ)」

...

送り狼→←★イラストなど嫌な方は見ないで



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作者名:みぃ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/JannethBas1/  
作成日時:2020年11月22日 3時

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