282吹っ切れようよ ページ28
無side
あの後、しばらく沈黙が続いたが、ここで珠然が口を開いた。
珠然「・・・・もも子は、ずっとAのために・・・生きる?」
もも子「・・・・・・。」
珠然「もも・・・?」
もも子「ああ!・・・・決めました・・・もう知りません!
Aさんの事なんて知りませんから!」
珠然・銀時(ビクッ。)
興奮した様子で坂田家のちゃぶ台をこれでもかと叩いた。
家事と情報屋としての仕事をしているせいか筋力はすさまじく、
湯飲みが宙に浮いたのが見えた・・・・。
珠然「じゃあ・・・どうするの?」
少し皮肉った笑いをみせる珠然。
もも子「私がAさんの側にいたい。私はAさんに幸せになって欲しい。
今までの分十発殴らなきゃ、気がすまない!!珠然も殴っときな!!」
神楽「意外と吹っ切れる奴アルカ。ま、そのくらいの方が、一緒に行ってやる気になるネ。」
聞いているはずのない新八と神楽が、どこからともなくでてきて二人の手には木刀と傘。
我に返ったもも子は今の自分の発言に顔を赤らめて、縮こまってしまった。
もも子「あ、え・・・!私・・・・そんな!迷惑は・・・・。」
新八「迷惑?僕らの方が迷惑掛けてますよ。
収入がないときはもも子さんの家でごちそうになったり、
神楽ちゃんがもも子さん達の家の菓子を全て食べてしまったり・・・
Aさんと深夜さんの野菜を分けて貰ったり。」
珠然(食べ物だけ・・・・。)
新八「今回くらい僕らにも手を貸させてください。」
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gin(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!続きめっちゃ気になります!あと、話のもっていきたかとかもめっちゃ上手いと思います!更新頑張ってください!応援してます! (2019年3月6日 12時) (レス) id: e17fc6e5e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:奈夜 | 作成日時:2018年4月10日 23時