268 身長差はふとした時に気になる ページ14
あれから玄関へ戻った俺はすぐに机に伏して、眠りについた・・・ようだった。
「・・・・さ・・ん。Aさん。」
もも子「Aさん!」
目が覚めるともう昼頃で居間から覗くもも子と、
玄関の端では珠然が俺のほうをじっと眺めている。
貴「ぇ・・・あ、はい。」(座敷童みたい・・・。)
もも子「お昼、いりますか?」
貴「いらないかなぁ。もう時間だし。」
もも子「・・・・・・。」
不安げに俯くもも子と見上げる珠然に、俺は安物の椅子から飛び起きると
俺より背の高い位置にある肩を叩いて笑った。
貴「何心配してんの・・・大丈夫。おめぇさんらにはきっと迷惑かけないから。」
もも子「・・・迷惑とかじゃなくて、ただ心配で・・・
わ、私やっぱり付いていきますか?」
貴「どうしたのさ、今日はやけに心配するねぇ。
まあ、二人の好きにしてもいいけど、少しは子供達の心配もしたら?」
結局二人は付いてこなかったというより、付いてこれなかった。
そりゃ子供達の事を言われれば何も言えないか。
それにしても、女の勘って怖い怖い。
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gin(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!続きめっちゃ気になります!あと、話のもっていきたかとかもめっちゃ上手いと思います!更新頑張ってください!応援してます! (2019年3月6日 12時) (レス) id: e17fc6e5e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:奈夜 | 作成日時:2018年4月10日 23時