265 世間色々 ページ11
貴「あー、やっぱりねむ。」
片手の味噌汁を啜りながら遠くを見つめる。
もも子「また深夜さんに言われますよ??」
そうAに軽口をたたいて、テレビのリモコンに手をかける。
貴「ああ、そうだねぇ。」
テレビでは、今日は数年に一度の○○星との会談とかで
評論家だとか、いろんな人が物議を交わしている。
まず、将軍と重役が城を空けるのはいかがなものかと髭の生えた男。
貴(そりゃ地球の立場は宇宙の中でも低いんだから、
将軍自ら宇宙に赴くってのはしょうがないと思うけどねぇ。)
三輝「ねぇねぇ僕、Aとどっか行きたいよ〜。」
貴「深夜が連れてってくれるでしょ。」
しばらく経ってもテレビではまだ会談のことで持ち切り。
三輝「Aも行こうよ〜。この前深夜兄ちゃん、動物園連れてってくれたんだよ。」
もも子「たまには連れてってあげても良いじゃないですか?」
貴「ならもも子が行けば??」
一真「そん時もも子姉も珠然も一緒だった。Aだけだからな!」
仁織「私もAさんと行きたいです・・・。」
貴「はいはい今度。」
一真「ふんっ、いつもそう言って行かねぇよな。」
貴「行くからー。おめぇさんらが忘れてなかったら連れてってあげるからねぇ。」
三輝「やったーー!」
もも子「こら、食事中だよ、落ち着いて食べて。」
貴(いつかね。いつか。)
もも子「・・・ちゃんと連れてってあげてくださいね。」
貴「う・・・。」
適当な返事だと見抜いたもも子はため息をついて茶碗を手渡した。
それをAは、目をそらしながらも受け取る。
そんな光景を珠然は微笑ましく思って口角を上げながら
手元にある茶碗に手を付けた。
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gin(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!続きめっちゃ気になります!あと、話のもっていきたかとかもめっちゃ上手いと思います!更新頑張ってください!応援してます! (2019年3月6日 12時) (レス) id: e17fc6e5e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:奈夜 | 作成日時:2018年4月10日 23時