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どうしてバラなんか…しかもこの香り…

夢でした香りと同じだ





もしかして本当にグクが…?



“ …ちゃんと布団で寝ろよバカ ”



リビングで寝たはずなのに
自分の部屋にいるって事は運んでくれたんだ。



だとしたら唇に感じた感触も…。






『バカはどっちよバカ…』






お見舞いでバラ一輪なんて聞いたことないよ。



だけど嬉しくて嬉しくてたまらない。



もしこのバラにグクの想いが込められているなら
絶対にこのバラは枯らしちゃいけない。



そう思ったのと同時に私はひとつの決心をした。







__________







AN「Aおはよー!」


『おはよアンナ』


TH「完全復活おめでと〜」


『ふふ、ありがと(笑)』





1日休んだからすっかり体調も良くなって
学校に着くと早速テヒョンとアンナが迎えてくれた。






『ジミンはまだ来てないの?』


AN「まだだけどもうすぐ来るんじゃないかなぁ」


『そっか、』


JM「僕がどうかした?」


TH「あ、ジミン」






何食わぬ顔でひょっこり出てきたジミンの肩をテヒョンが組んだ。





TH「遅かったけど何してたんだよー」


JM「まぁ、ちょっとね」


TH「なんだよそれぇ」





テヒョンの腕を退かして私のところまで来ると
ジミンは私の頭を撫でて微笑んだ。






JM「風邪が治ってよかった」


『うん…ありがと』


JM「A」


『へ、なに?』


JM「今ちょっといい?」


『うん、いいけど…』





急に真剣な表情になったジミンに戸惑いつつも着いて行き廊下に出る。





『ジミン、どうしたの?』


JM「…来週の土曜日なんだけど…予定ある?」


『え…ないと思うけど…』


JM「良かった、じゃあ僕に付き合ってよ」


『へ、どっか行くの?』


JM「うーん、秘密(笑)」





ジミンが誘ってくるなんて珍しい…

正直私がジミンに告白してから2人で出かけるのはお互いに言わずとも避けていた部分があった。


だから少し戸惑ってしまう。




JM「あ、それとジョングクから伝言で“一週間だけ待ってて欲しい”って」


『え…』


JM「詳しくはまだ話せないけど、やる事があるから来週は学校休むらしい」


『そっか…』


JM「薔薇が枯れるまでには絶対何とかするって言ってたけど何の事?」





教えてくれないんだよ、ってジミンは困った顔をした。


やっぱりあの薔薇はグクだったんだ…


それが分かっただけで嬉しくて泣きそうになって鼻がツンとした。




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設定タグ:BTS , 防弾少年団 , ジョングク   
作品ジャンル:恋愛
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みそ - ドキドキとキュンキュンをくれてありがとうございました!本当に面白かったです!きむななさんの小説、大好きなのでこれからも頑張って下さい!!応援してます!! (2019年11月1日 1時) (レス) id: e24f263bf8 (このIDを非表示/違反報告)
りなみな - すっごく面白かったです!!!最後のオチ、私はすごく好きです!!!きむななさんの作品好きなのでこれからも書いてくださると嬉しいです!!! (2019年10月29日 17時) (レス) id: 582ea50ce6 (このIDを非表示/違反報告)
狐兄弟 凌 - 薔薇の所がめっちゃキュンキュンしたぁー!それにめっちゃ面白かったです(^-^)/ (2019年10月17日 2時) (レス) id: 7d3711d128 (このIDを非表示/違反報告)
美・ジ - 泣けました。はんとに終わり方もすべてがうますぎます。これからもたくさんの作品作ってください!本当に感動とドキドキで心がいっぱいになりました。ありがとう! (2019年9月10日 23時) (レス) id: 6109de95ba (このIDを非表示/違反報告)
ぴょんぴょん - 終わり方うまい!キュンキュン止まらなかった!クグ〜サランへ?あぁ〜 \(>з<)/ (2019年7月14日 0時) (レス) id: ecb5fbfd63 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きむなな | 作成日時:2019年5月13日 21時

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