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第6話 ページ6

○○「…テヒョン。」


TH『ん?』


○○「私、テヒョンが好き。」



テヒョンの目が大きくなる



TH『えっと…』


○○「ごめんね、急にこんなこと言って。」


TH『ううん、大丈夫。ちょっとびっくりしただけだよ。』



そう言うテヒョンの耳は赤い


期待して、いいかな?



○○「私じゃ、ダメ…?」



沈黙が2人を包む



TH『…ありがとう、○○。でも、ごめん。』


○○「そっか、分かった。」


TH『うん…』



気まずいような、微妙な空気が流れる



○○「今日はもう帰るね。」


TH『そうなの?また明日ね。』



テヒョンを屋上に残し、玄関へ向かう


校門を出ようとしたとき、後から声がかかる



JM『○○ちゃん!』



部活終わりらしく、ジャージ姿で現れたジミン君



JM『今帰り?』


○○「そうだよ、ジミン君も?」


JM『じゃ、一緒に帰ろ!』


○○「そだね、帰ろ。」


JM『テヒョンは一緒じゃないんだ?』


○○「さっきまで一緒にいたけど、先に帰って来たんだ。」


JM『ふーん…』



ジミン君にじっと見られる



○○「な、何?」


JM『テヒョンとなんかあった?』


○○「え…何で?」


JM『何となく、元気ないから。』



いつも通りにしてたつもりだけど、ジミン君には分かったみたい



○○「まぁ…あったよ。」


JM『どうしたの?ケンカ?』


○○「…私、テヒョンが好きなんだけど振られちゃって。」


JM『えっ?』



ジミン君が、心底驚いた顔をする



○○「そんなに意外だった?」


JM『いや、そうじゃなくて…』


○○「?」


JM『テヒョンも○○ちゃんのこと好きだと思ってたから。』

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作者名:café au lait | 作成日時:2018年5月13日 16時

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