第13話 ページ13
7月───
TH『あっ、アイス当たった!』
お昼休み、購買のアイスをみんなで食べている
屋上は太陽が近くて、アイスがどんどん溶けていく
JM『○○ちゃん!垂れる垂れる!』
○○「え、あっ!」
制服のスカートにソーダ味のアイスが落ちる
○○「あ〜、付いちゃった…」
JM『洗えば大丈夫だよ。』
○○「そうだよね。」
TH『俺アイス貰ってくる!』
テヒョンは“ アタリ ”と書かれたアイスの棒を握りしめて屋上を出ていった
JM『あいつ、あんなにアイス好きだったっけ?』
○○「まぁ、今日も暑いしね。」
JM『ここで食べるのもそろそろキツいね。』
○○「そうだね、流石に暑い…」
遠くからセミの声が聴こえてくる
私は少し前から感じていた違和感がある
ジミン君、何か知ってるかな…
○○「ねぇジミン君。」
JM『ん?』
○○「…最近変じゃない?」
JM『えっと、何が?』
○○「なんかテヒョンがいつもと違う気がして。」
JM『そうなの?』
○○「うん…時々話聞いてなかったりさ、あと、テンションも高いし…」
JM『そっか、そろそろだからかな。』
○○「なんか知ってるの?」
JM『あいつ、また手術するんだって。』
○○「そうなんだ…」
JM『いつかはまだ決まってないみたいだけど、もうすぐ決まるんだと思うよ。』
TH『ただいまー、見て貰った!』
聞きたいことはまだあったけど、テヒョンが来たからおしまい
○○「良かったねテヒョン。」
TH『うん!』
私はあと何回、この笑顔を見れるんだろう
そんな事を考えてしまう
テヒョンが死んじゃう訳じゃないのに
きっと、手術で治ってくれるよね
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作者名:café au lait | 作成日時:2018年5月13日 16時