221話 ページ32
｢ダダン…｣
｢大体ガープにも言われたら断りようがねえだろうが｣
心からの、感謝の笑顔を捧げた。
ーーーーーーーーー
…朝を迎えた
眠れない私は夜通しエースを見守っていたが、小鳥の鳴き声が耳に入り、撫でる手を止める
不安だった。
実際弟が生まれたとして、ちゃんと愛してあげられるのか…
…実の弟とはいえ、繋がっているのは、憎んでいたあいつの血だけだから
不安だったけど…
｢…｣
可愛い寝顔
穏やかな、幸福な、無垢な、純粋な
…愛しい……この子を
愛せないわけがなかった。
｢………
愛してるよ、エース…きっと、これからも
誰よりもあなたを愛すのは私でしょう｣
…きっと私達はどんな道を進んでも茨に囲まれる
けど、私の弟だもの
乗り越えられるわ。
｢…んぅ…う？｣
｢！…おはようエース
丁度いい時に起きたね｣
捧げよう、この舞を。
君の誕生を祝って
きっと君も海を好きになるから
｢…よーく見てるのよ
『海の覇者』｣
ーーーーーーーーーーー
｢…んじゃ、気ぃつけて帰れよ｣
｢エースのことはおり達に任せティおけ！｣
｢まーまー初めてだから少しは勘弁してくれよ｣
｢ふふ、あなたたちなら大丈夫
私の弟を、よろしくね｣
｢きゃっ！｣
｢…エースも、またね｣
『移れよ雫』
波が、私を取り囲んだ。
ーーーーーーーーー
ばしゃん！！
｢うわっ？！｣
最近はよりピンポイントでワープ先を選べるようになったので、まっすぐ自室に入ってきた…
…勢いでロシーが転けた。
呆れて手を差し出す
ぐいっ
｢わっ！｣
…その手を引っ張り、ロシーはずるそうな笑顔をして私を腕に収めた
｢この2日放られた理由を話してもらおうか｣
｢うっ｣
こそっ
｢…生まれたの、私の弟｣
｢！
そうか…母親は、無事だったのか？｣
首を横に振ると、悲しそうにそうかと呟いた。
｢…でも、大丈夫、ひねくれるかもしれないけど
それでも正せる
人の出会いが大事なんだ、信頼できる人を選んだから、大丈夫。｣
｢お前が言うなら、そうなんだろうな｣
頭を撫でられ静かに涙をこぼす
｢…これだから、ロシーのそばに居るとね…
……ルージュさんはとても、美しくて、強いひとだった
まるで、母さんのようだったの｣
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怒らないで委員会会長mAKA(プロフ) - レスありがとうございます！やはりそうだったんですね！赤毛のアンが好きな人がいて嬉しいです！他にも私は大草原の小さな家や、若草物語、風と共に去りぬを愛読していたのですが、ひはるsはこれらを読まれた事ありますか……？(途中自分語りですみません) (2019年1月20日 21時) (
レス) id: 82ba7abb24 (このIDを非表示/違反報告)
ひはる(プロフ) - 怒らないで委員会会長mAKAさん» ありがとうございます！！そしてそうなんです、気づいてくれた方は初めてですよ！！私は赤毛のアンシリーズが本当好きで、夫であるギルバートと、大切なマシュウおじさんから名前を借りたんです！ (2019年1月16日 0時) (レス) id: 1f07ba6d69 (このIDを非表示/違反報告)
怒らないで委員会会長mAKA(プロフ) - とても好きです！作者様の文才に惚れ惚れしています……ちなみに今更ですが、部下の名前は赤毛のアンを意識なさってますか？ (2019年1月3日 21時) (レス) id: 82ba7abb24 (このIDを非表示/違反報告)
ひはる(プロフ) - アトさん» すっっっごい嬉しいです！！！いやもう1000人なんて夢のまた夢ですよ笑私のこの妄想に共感してくれる人がいてくれるだけでありがたいです、でもありがとうございます！！ (2018年11月17日 23時) (レス) id: 1f07ba6d69 (このIDを非表示/違反報告)
アト(プロフ) - お気に入り登録の人少なすぎ……1000人くらい行くべき作品だと思います(・ω・)ノ (2018年11月16日 10時) (レス) id: 0008ad3e23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひはる x他1人 | 作成日時：2018年10月21日 21時
