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拓哉は今も昔も私のヒーローだ。

小さい頃から引っ込み思案で、
親にさえ諦められていた私。

「もっとちゃんと喋ってくれないとわかんないよ!」

親や友達、先生なんかに
何度も言われてきたこの言葉。
私はこの言葉が大っ嫌いだった。

でも拓哉だけは、拓哉だけは違った。

拓「ゆっくりでええよ?Aがなんて言いたいんか知れればええからさ。ゆっくりちゃんと教えて?」

優しくて、いつも私に合わせてくれて、
私を支えてくれた。

いつしかそんな拓哉が好きになってた。


でも、中学生になった頃、
さすがに拓哉も思春期で恥ずかしいのか
他の友達といた方が楽しいのか…
徐々に一緒にいる時間が減っていった。

拓哉にもそういう時期がきたんやなぁと
思いつつもやっぱり寂しかったりもする。

いつしか中学は卒業して、
奇跡的に同じ高校に行くことになって、
同じクラスになって…
それでも話すどころか目もあまり合わない。

こんな幼馴染あるんか⁉ ってくらい
距離がある。

でも、拓哉と同じ空間にいるだけで
少し安心するし、少し嬉しい。

幼馴染で同じ高校、同じ教室。
それでもなんだか遠い存在。

私の近くて遠い恋はもう少し続きそうです。

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千夏(プロフ) - 続きがすっっっっごく気になります!!!!!!! (2020年4月3日 1時) (レス) id: 8c82eeb19b (このIDを非表示/違反報告)
ふーか - 続き気になる!!!更新頑張ってください!!!!待ってます!!!!!!!!! (2019年9月23日 11時) (レス) id: 20fb14c53f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:暖心 | 作成日時:2019年4月10日 17時

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