とある冬の日。

＿＿41 ページ41

．


__Aside__






岩田「ごめんね、いきなり(笑)」


「全然、まだお昼食べてなかったので(笑)」









あの電話で、ランチ誘われて

近くの定食屋さんで食べることに。









「今日メンバー会議でしたっけ？」




岩田「そうそう！

でも今雰囲気良くなくて長引きそうなんだよね(笑)」



「…雰囲気？？」









なんだろう、この嫌な予感。









岩田「臣さんがご機嫌斜めで…(笑)」









…予感的中。









「そう…なんですね」



岩田「寝起きだからって言ってるけど

多分俺とAちゃんがご飯行ったこと知ったんじゃないかな」









ハンバーグ頬張りながら

表情何一つ変えず、普通にそう言う岩田さん。









岩田「でも別に付き合ってないんだよね？」


「っ付き合ってないです！！」




岩田「じゃあさ…俺にもチャンスあるってこと？」


「…チャンス？」









その瞬間

食べる手を止めた岩ちゃんと目が合う。









岩田「俺、Aちゃん気になってんだけど。」









……。






…はい？









「…気になってる？」


岩田「うん(笑)」


「…わたしを？」


岩田「うん(笑)」








…まって、わかんない…


自分でもだんだん顔が熱くなっていくのが分かる。









「うそ、絶対からかってますよね…っ」


岩田「からかってないよ(笑)本気。」









気になってるなんて言われたことないから

なんて答えれば良いのかもわかんないし…


どうしよう…









岩田「こんだけで赤くなっちゃうんだね、かわい(笑)」



「……っ」









こうやって今までいろんな女性を落としてきたんだ‥






．

＿＿42→←＿＿40

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す