とある冬の日。

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__Aside__







「ここで何してるんですか」


登坂「A待ってた。」









トイレから戻ってくると

わたしの席に堂々と座ってる登坂さん。









「要件は？？」


登坂「お前、一昨日の夜何してた？」


「…な、なんでですか」


登坂「なにそんな焦ってんの？」








スケジュール取り来たけどいなかったから

聞いてるだけなんだけど。って不機嫌な顔の登坂さん。









「ちょっと予定あって…」


登坂「なんの予定？唇おしゃれにしてたらしいね」









その言い方、その上から目線

なんかムカつく。









だから

別に隠すことでもないし、








「岩田さんとご飯行っただけですけど」







そう言った途端

さっきまでの傲慢な登坂さんとは打って変わって


ぽかーんとしちゃってて。









登坂「…岩田って岩ちゃんのこと？」


「そうです。もう答えたので早く戻って下さい」








立たせようと腕を引っ張ると

すんなり立ち上がった登坂さん。









登坂「なんもされてないだろうな？」



「岩ちゃんはそんな人じゃありませんっ」



登坂「"岩ちゃん"って…」








つぶやくようにそれだけ残して

とぼとぼ歩いていっちゃった。









愛「なに夫婦喧嘩してんの(笑)」



「…意味わかんない。」



愛「そろそろ気づいたんじゃないの？

登坂さんの気持ち。」



「…。」









そんな自惚れたくないし

変な期待しちゃっても嫌だから






ちょっと気づいてたけど

わたしの勘違いって言い聞かせてきてた。









でも最近、なにかされたってわけじゃないけど

言ってくる言葉とかで


もしかしたらわたしのこと…って思ってきちゃって。









愛「携帯なってるよ〜」





そんなときに限って









「…岩ちゃん…」









電話がなる。






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