とある冬の日。

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__登坂side__






「Aがありがとうだって」



隆二「喜んでた？プリンとオロナミンC(笑)」



「うん、喜んでた」



隆二「なのになんでそんな浮かない顔してんの(笑)」








なんでだろう。

自分でもわかんねぇ。









ぶっちゃけ、Aの中で俺は

特別枠で他のやつより近い存在って思ってた。







お泊まりもするし、冗談も言い合うし。









でもなんか、さっきもそうだけど


Aのなかで俺は

別に隆二と同じくらいの存在なんだろうなぁって

ふと思った。







やめろって言ってんのに

いつまでたっても敬語で、登坂さんって呼ばれるし。







会社ではさすがにわかるけど

二人の時でもそうだから。









隆二「なに、俺のオロナミンCのほうが喜んでたとか？(笑)」


「んなわけねぇだろ。」









…ほら、この自信も。






でもあれだろ、

これから俺が特別になっていけば良いんだろ？




今までも結構アピールしてきたつもりだけど

あいつにはもっとわかりやすいのじゃないと伝わんない。








「隆二、俺頑張るわ」


隆二「なんだよ急に(笑)」


「まあ、宣言ってやつ」


隆二「よくわかんねぇけど、

まずサビそろそろオッケーもらってくんない？」









…そ、そうなんだよ。



サビうまくつかめなくて

次で５テイク目(笑)






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