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午前中の仕事が終わった。
今日はもう終わりだから、早く家に帰りたくてシャワーも浴びずに楽屋を出ようとした。


「ちょっと待てよ」


相田に腕を引っ張られた。


「これ見てみ?笑」


笑いながら私の目の前にスマホを突き出す。





“Aを語るスレ”

@名無し
やる気あんのかあいつ

@名無し
俺の亜梨沙に迷惑かけんな

@名無し
俺は可愛いと思うけど

@名無し
Aがいなくてもstar girlsやってけるんじゃね?

@名無し
ポンコツ。

@名無し
顔可愛いしダンス上手いし歌上手いのに性格おつ。



ーーーーーーーーーー


私のファンは居ないわけではない。

でもやっぱりアンチは多くて。


まぁなんとなくわかっていた。
嫌がらせの手紙も何通か届いたことはある。


けど、目の当たりにするとやっぱり傷付く。



「じゃーね。おつかれちゃーん」



3人がクスクス笑いながらこっちを見る。

「馬鹿らし」


そう呟くと垣内がなにか言ったけど無視して楽屋を出た。



私はなんのために歌って踊って努力してるのかな。


わたしの一部のファンとEXILEさんがいる限り、私は頑張らなきゃいけない。



首に巻いているマフラーに顔を埋める。

久しぶりに涙が出てきた。
気付かれないようにしたを向いて歩いていると誰かにぶつかった。


「いっ…すみません…」


見上げると将吉くんが立っていた。


「あ、Aじゃん…泣いてんの?」


頬についている私の涙を将吉くんが手で拭ってくれた。


「…っ……ふっ…」


その優しさに涙が溢れて止まらない。



「わ、ちょ、…おちつけ!」



私が急に大泣きしたもんだから、将吉くんがあたふてしている。


「…ごめんっ、大丈夫。」


へへっと笑って見せると、
将吉くんが切ない顔で笑って、私をぎゅっと抱きしめてくれた。




「1人じゃねーよ」



背中をさする将吉くんのあったかさに、また涙が出てきた。

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設定タグ:三代目JSoulBrothers , EXILETRIBE、GENERATIONS , EXILE、LDH   
作品ジャンル:タレント
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みるく(プロフ) - 慎さん» わざわざありがとうございます(^^) (2016年8月31日 7時) (レス) id: 07898d8e0f (このIDを非表示/違反報告)
- 何度も続けてのコメントの投稿してしまいすみませんでした(>_<) (2016年8月31日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
- first×29のここの台詞 健さんからら目を伏せて自分のシューズを見つめる。 らが一つ多いのではないでしょうか? (2016年8月31日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
- first×27のここの台詞 ただがシューズで…? これ正しくはたかがシューズではないでしょうか? (2016年8月31日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
- 何度もすみません(>_<) first×24のここの台詞 なんか、お菓子以外のいろんなものを貰った気がする。 心がけ軽くなった。 けは必要ないのではないでしょうか? (2016年8月31日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みるく | 作成日時:2014年12月20日 14時

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