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『確かに…寧々には生きてて欲しいよ。だからこの状況がその願いに対していい方向に進んでることはわかった。』
花子「なら…」
『でも、それは葵もいる世界でだよ。』
『ねぇ、七番も知ってるんじゃない。』
『大切な人を失うほど辛いことはないって。』
花子「…あぁ、知ってるよ。だから八代に生きてて欲しいんだよ。」
そうだ。7番にとって大切な人は寧々なんだ。
大切などちらかを選ばなくちゃいけなかったんだ。
愛してる人が泣いても生きれる世界か 失わずに死ねる世界か。
7番はそのふたつを天秤にかけて前者を選んだんだ。
決して簡単な決断ではない。
花子「君はもう彼らには会えなくなる。止められないことだから…」
最後くらいは…って言いたいのか。
もう7番が諦めない事は分かってしまった。ことを止めることが出来ないのが。
花子「それじゃ、2時間後くらいに断絶が起こる。話しても話さなくてもいいよ。結末は変わらないから。」
7番は消えた。
また、みんなと離れてしまうことになるんだ。
いつもなら他の方法を探すけど…今回は諦めていた。
だって寧々に死んで欲しくない。でも葵にも死んで欲しくない。
まだ手が届くかもしれない。だけど、どちらかに手を伸ばしたらどちらかの手は話してしまう。
残酷すぎる選択…私にはできなかった。
ななもり「Aー！」
『ごめんごめん、7番に呼ばれちゃって。』
ななもり「茜くんも寧々さんもどっかに行っちゃって！！」
『え！…あ、それなら大丈夫。7番が助けに行ってるはずだから。』
『みんなのとこに帰ろう。』
また約束破っちゃうね。でも話したらきっとみんな止めるために無茶をする。
なら最後まで少しでも日常を。
・
さとみ「あれ、おかえり。大丈夫だった？」
『うん、7番がついてるから。』
るぅと「何かあったんですね。でも安心ですね。」
そう、これが日常。大丈夫、今までが非日常だったんだ。
幽霊なんてこれから先信じない人が多いだろう。それを信じるだけで軽蔑する人もいるだろう。
ならここで消えた方がメリットが…
莉犬「どうしたのA？」
『ん？どうもしない。』
ジェル「嘘やな。眉間にシワよってる。」
ほんっとに顔に出ちゃうな…私は。
『うーん、眠いんだ。』
ころん「確かにもう遅いしね。」
『やりたいことあるんだ。』
るぅと「え、寝なくていいんですか？」
『星を見に行こうよ。』
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リリアン - 凄く面白かったです！この後の続きを書いて欲しいです。勿論無茶は、しないでくださいね💦これからも頑張ってください！続きを楽しみにしてます✨ (2022年2月3日 21時) (
レス) @page23 id: d3b8ec110c (このIDを非表示/違反報告)
、 - 更新頑張ってね！応援してます! (2022年2月2日 1時) (レス) id: a3aa2404cd (このIDを非表示/違反報告)
れなな - 作者サーン43話しじめさんになってるよ！ (2022年2月2日 1時) (レス) id: a3aa2404cd (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - わわ私も！生贄になる！夢主ちゃんを………どーかハッピーエンドに！！ (2022年2月2日 1時) (レス) @page23 id: a3aa2404cd (このIDを非表示/違反報告)
咲楽 - …?夢…主…ちゃん…?私がいけにえになります!夢主ちゃんを返して下さい (2022年1月6日 3時) (レス) @page23 id: 5b8ca2bcc2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひかり | 作成日時：2020年12月7日 0時
