54話 ページ10
Aside
しばらく歩いてポケットに10ドル入ってるのに気づいた。
これだけしかないけど、ひとつ武器を買いたいな。
安いやつ。
短剣とか。
1人で神に勝つにはやっぱ必要だよね。
ずっと歩けばそのうち村も見つかるかな。
胸の苦しみは消えた。
もう6人に会うことは無い。
心が楽になった気もしたけど、悲しかった。
でも…後ろばかり見てても何も始まらない。
1歩でも多く足を進めるんだ。
小さな1歩でも確実に前に進んでいるはず。
今日は野宿をしよう。
星空の元、月に見守られながら寝よう。
何も無い私は、自然の恵みの大切さを知った。
そうだ、莉犬くんの村の反対側。そう、私が歩いてきてる方向。
確か街があった。地図で見た時少し大きめな街が。
こっちに歩けば必ず行けるはず。
私は眠りに落ちた。
莉犬side
Aちゃんはどこに行ったのか。
森を抜けていったならどこかは検討がつかないけど道をいってれば
多分、俺の村と境街の方向にわかれた道がある。
そこから降りた可能性がある。
莉犬「境街って所が近くにあるよ!」
ななもり「森の中を注意しながら行こう。」
馬車の向きを変えてまた進み出した。
みんなが心配していた。
森は狼もいる。獣たちが沢山いるから襲われていないか心配だ。
野良犬とかもいるし…
蛇もいる。
死んでいないことだけを必死に願った。
死なないでね。未来は最後まで輝くかどうか分からないんだから。
いつも通りのAちゃんとまた会えるように。
月に願った。
Aちゃんもどこかでこの月を見ているのかな…
12人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Ri_ - (名前)のぞみさん» ありがとうございます(´;ω;`)とっても嬉しいです(´;ω;`)読んでくださりありがとうございます(´;ω;`) (2020年7月15日 20時) (レス) id: 527ae1b069 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)のぞみ(プロフ) - こんにちは(」・ω・)このお話すごく面白いです!頑張ってください!!!!!! (2020年7月14日 22時) (レス) id: 0285c139ec (このIDを非表示/違反報告)
Ri_ - 、さん» 指摘ありがとうございます!外しているはずなんですが…表示されている場合はまた外してみます。 (2020年7月7日 23時) (レス) id: 527ae1b069 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Ri_ | 作成日時:2020年6月29日 21時