世界の不思議に恋をする

3話 ページ4

ななもりside


プリキュア…この街にいるからずっと住んできたが…

気配すら感じない。


相変わらず愛に満ちた街に吐き気がしそうだ。


『セーフ！！』

特に彼女。

こうやって毎回遅刻寸前に駆け込んでくる。

彼女の家族はダークべルムによって処理された。

彼女らの幸せそうな顔が気に入らなかったから。

でも、計算外で彼女が生き残った。

家族をなくしたにもかかわらず明るく振る舞う。


俺は今日も愛想笑いを振りまく。







・




主「そろそろ、天村Aを潰せ。目障りだ。」

ななもり「はっ。」

時の流れは早い。


今日は天村Aの命日になるなんて。

でも、世界を破壊するため。

ダークべルムを復活させるため。

俺たちのために死んでくれ。


俺は雨水からひとつの化け物を用意した。


触れれば生命を奪われる化け物。

俺は電柱の上から彼女を見守った。

腰を抜かして動けていない。


スライムもあと一歩で終わりだ。


バチッ！！

ななもり「は？」

弾いた？

まさか、そんな気配は彼女にはない。

ほら、現に今こうして少年が1人倒れた。

キラッ！！！


俺の嫌いな気配が空から感じる。




・





そうか。





お前だったのか天村A。




お前が









キュアストロベリィ…苺姫か。

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