26話 ページ28
Aside
変わっていくものの中で変わらないものがある。
きっと彼の中でもあるんだろう。
変わらないものが。
『えっところんくん…』
ころん「ごめん…なんて言葉じゃ許されることではないよね。」
ころん「これからは僕も君に協力するよ。よろしくね。」
アリス「大丈夫よ、彼は安全だわ。」
アリスが言うなら本当なんだろう。
莉犬「こ、ころちゃん…」
ころん「莉犬くん…るぅとくん…」
莉犬「よかったー、本当のころちゃんだ!おかえり!」
ころん「うん!ただいま!」
るぅと「ころちゃん…記憶ってなんですか?」
ころん「……」
どうしてそんなに隠すのか分からなかった。
でも、聞いたら行けない。るぅとくん達が言ってた「苺姫」に何か関係あるのかもしれない。
ころん「二人は…覚えてないの?○○のこと。」
アリス「待って!二人も危ないわ!!」
ころん「え!」
ドサッ!!
ころんくんが誰かの名前を発したとき莉犬くんが崩れ落ちた。
莉犬「嫌だ…嫌だよ…行かないでよ…俺たちを置いていかないで…」
るぅと「どうしたの!?莉犬!?しっかりして!?」
名前に過剰反応して取り乱し続ける。
『り、莉犬くん?』
莉犬「○○?行かないでよ!他に方法はあるから!まだ...」
途中から音が遮断された。
ころんくんが私の耳を塞いでいた。
静かに首を振る。
ただずっと莉犬くんが取り乱し、それをなだめるるぅとくん。
最後に蹲って涙を流しながら倒れてしまった。
世界に音が取り戻されたように鮮明に音が聞こえる。
ころん「ごめんね、莉犬くん。Aちゃん、ベット貸してもらっていい?」
『え、うん。こっち。』
軽々と莉犬くんを持ち上げるとベットに寝かせた。
袖で優しく涙を拭ってくれている。
ころん「時間の問題だね。」
アリス「時間も待ってくれない、しょうがないわ。」
刻刻と迫り来る何かが怖くて足がすくんでしまう。
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はーぶ - 、、、これは泣く、、、 (2021年2月5日 16時) (レス) id: 8d5b7ec8fb (このIDを非表示/違反報告)
Ri_(プロフ) - 花火さん» 最後までご愛読ありがとうございました!受験頑張ります! (2020年12月31日 23時) (レス) id: b730aebedb (このIDを非表示/違反報告)
花火 - すっっっっごい面白かったです!!お疲れ様でした!!受験頑張ってくださいね!! (2020年12月31日 23時) (レス) id: 04f7923ed2 (このIDを非表示/違反報告)
Ri_(プロフ) - ずんだ属性の餅さん» ありがとうございます!(´;ω;`)最後まで読んでくださり嬉しいです!受験頑張りましょう! (2020年12月31日 8時) (レス) id: b730aebedb (このIDを非表示/違反報告)
ずんだ属性の餅(プロフ) - とっっっても…いいお話でした…(´;ω;`)素敵な作品を、ありがとうございました!受験、私も頑張らないと…!良いお年を(●´▽`●) (2020年12月31日 3時) (レス) id: 2a0d204488 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひかり | 作成日時:2020年10月1日 22時