世界の不思議に恋をする

25話 ページ27

Aside


『ころんくん……はもう大丈夫…なの？』

ころん「はい。大丈夫です、姫。」

姫？え？そういう趣味？


ころん「あ、ごめん。違うよね……Aちゃん……」


アリス「まぁ間違ってはいないわよ。ころん王子。」


ころん「君は？」


え、勝手に話が始まってるんですけど？

アリス「滅びし苺王国の聖教のマザーの使いです。」

ころん「マザーが？どうして…」

アリス「マザーは空から私を作りこの世界へ送り出しました。」

ころん「そう。不甲斐ない。」

アリス「いいえ、しょうがないわ。あのななもり王子でさえああなってしまったのなら。何かあったのでしょう。」


『ちょ！待って待って！何の話？』

ころん「……話していいのかな？」

アリス「危険は伴うわ。」

ころん「どういうこと？」

アリス「姫の記憶は封印してある。無理に思い出させようとすると暴走してしまうわ。」

ころん「そっか、もうちょっと待っててね。Aちゃん。」

ころんくんからはこれ以上聞かないほうがいいオーラ感じた。

寂しそうな笑顔がそうだ。


なにかとんでもない事がおきるんじゃないか…そんな気がした。

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