残念…? ページ19
河川敷に行ったら、まみずはいなかった。
凛月「今日はいないんだ…」
少し残念。
…残念?
なにが残念?
まみずについての引っかかりをとれるチャンスがなくなったこと?
まみずの綺麗な音色が聴けないこと?
それとも、
まみずに会えないこと?
凛月「あー、もう。調子狂う」
「凛月くん…?」
凛月「え?」
振り返ると、まみずがいた。
凛月「来たんだ…」
「うん。今日はちょっと用があってね。いつもより遅くなっちゃった」
〜♪〜♪
…綺麗な音色。
でも、
弾いてるまみずも綺麗だと思った。
「…どうしたの?私の顔なにか付いてる?」
凛月「んー?いや、綺麗だなって〜」
「音が?ありがとう♪」
凛月「違う、まみず」
「…?凛月くんのが綺麗だと思うけどなぁ?」
そう言ってふにゃっと笑った。
反則。
また、まみずは練習しはじめた。
まみずをぼーっと見てしまう。
俺は、この気持ちの名前を分かってしまった。
認める。
俺はまみずが好きなんだ。
「…こうしてると、昔みたいだね…」
まみずが何か呟いた。
俺の耳では拾えなかった。
凛月「じゃあ、明日も来るね」
「ふふ♪また明日ね」
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作者名:☆悪戯猫☆ | 作成日時:2017年8月11日 15時