story26 ページ26
そして、次の日。
今日は朝早くバイトに行って、昼頃には帰れる予定。
店長「今日もう帰っていいよ〜。お疲れ様!!」
「ありがとうございました！」
そして、ドアを開けて帰ろうとすれば土砂降りの雨。
今日は予報で雨って言ってたから傘の準備は出来ていた。
そして、傘をさして歩きだそうとしたら隣の店の屋根で雨宿りしている小さな男の子。
寒そうにプルプル震えていた。
風邪ひいたら大変だよね…
「ねぇねぇ、私の傘使う？」
その男の子に問いかけてみると、
「大丈夫ですよ…お姉さんが風邪ひいちゃう」
「私は家すぐ近くだから大丈夫!!!!」
そして傘を差し出せば、ありがとうございます!!!!とちゃんとお礼を言って受け取ってくれた。
実は私、そこまで近くに家がある訳でもなくて…
んまぁ、ダッシュで帰ろーっと…
雨の中ひたすらダッシュで家に向かう。
途中、トンネルがあって一休み。
「…寒っ」
こんな土砂降りだと、ちょっと寒さを感じる。
その瞬間、トンネルに響き渡る足音。
？「あれー？Aちゃん？」
「…？」
振り向いても、知らない人がいた。
飛「あ！俺、浮所飛貴って言います！」
飛「俺、美少年っていうグループにいるんだけど…分かる？」
「あぁー！！！わかります！」
でも、なんで私のこと知ってるのかな…
飛「あ！えっと！前に、キンプリのみなさんがAちゃんの画像見せてくれて笑」
飛「あ！Aちゃんって呼んでた笑 Aさんの方が良かった？！」
突如目の前で焦ってる可愛い浮所くん。
「Aでもいいよ？」
飛「よ、よ、呼び捨てでいいんですか？！」
「うん笑」
飛「あっ…///// Aってば…」
その瞬間、浮所くんは自分の羽織っていた上着を私に着せる。
「どうしました？」
飛「白いシャツが雨に濡れて、下着が…透けてた///」
「わ、わ、ごめんなさいっ/////」
「ｸｼｭﾝｯ!!!!」
飛「寒い？俺、心配だからAの家まで一緒に行く！俺傘1本あるし！」
そして、傘をひとつさして、
飛「隣おいで？」
「…はいっ////」
意外と近い…/////
横を見れば、ニコッと笑い返してくれる。
飛「んふっ。そんな顔で見ないで////」
「照れてる…可愛い笑」
飛「今度他のメンバーにも会わせたいなぁ」
「いいんですか？！会いたい！」
飛「じゃ、今度会わせるね!!!!」
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作者名：永瀬レモン | 作成日時：2019年6月29日 15時
