忍たま☆病弱だけど優秀な五年生 第三章:試される絆

和解 ページ22

庄左エ門「確かに、先輩たちはあの天女の力によって操られていました
同期の先輩の声も無視して先輩を散々傷つけて‥‥僕は正直鉢屋先輩たちを恨みました

でも、A先輩は諦めなかったんです‥‥鉢屋先輩たちを元に戻し委員会全てを一人で支えてくれた
自分だって辛いはずなのに、僕たちのために頑張ってくれたんです

だからこそ‥‥僕たちも、もう一度”先輩たちを信じよう”そう思えるような勇気をもらったんです
天女様がいなくなってから元の先輩たちが戻ってきてくれて本当にうれしかった
またこうして委員会ができると‥‥

先輩たちとお菓子を食べたり勉強を教えて貰えると‥‥でも先輩たちは委員会には来てくださらなかった‥‥」

三郎・勘右衛門「「‥‥」」

庄左エ門「先輩たちの気持ちは何となく理解はしているつもりです‥‥数か月もの間僕たちを虐げてきたことは事実だからこそ、元に戻ったからと言ってそう簡単に顔を出せるわけじゃないことも」

彦四郎「‥‥先輩たちの姿を見るだけで体が勝手に怯えちゃうようになってしまったんです
もう大丈夫だよと言い聞かせても身体は動いてはくれませんでした‥‥涙目)」

勇気をもってずっと黙っていた彦四郎も庄左エ門に続いて思いを述べた

彦四郎「でも、こうしてまた委員会にでてくれて僕たちは本当にうれしいんです！！
まだ、すこしだけ‥‥怖いけど！でも、また前みたいに仲良しな先輩と後輩でいたいんです！！」

一年生「「だから、鉢屋先輩、尾浜先輩！元に戻ってくれて、委員会にでてくれてありがとうございます！！これからも、委員会のお仕事を一緒にしてください」」

と二人は声を揃えて自分の気持ちをぶつけた
三郎も勘右衛門も静かに目を見開き驚いていた…勘右衛門に至ってはもうすでに泣きそうになっている

三郎「‥‥本当に、いいのか？俺たちがまたここでお前たちと一緒に仕事をしても」
彦四郎「はい、勿論です！」

勘右衛門「俺たちの事‥‥許して、くれるの？」
庄左エ門「先ほども言ったはずです！戻ってきてくれてうれしいと、罪の意識があるのならそれこそ委員会に参加して僕たちとまた勉強会をしましょう！それで充分ですから」

いつも冷静の庄左エ門らしい答えにAは思わず微笑んだ
二人はぎゅうぎゅうと抱き合いながら和解のはぐをした


これで‥‥学級委員会復活だ！もうここは大丈夫だよね？
よかったね、二人とも。

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